疑問 / Question

授乳を支援する具体的なサポート(口腔ケアや教育など)は、母乳育児率を高める?

小さく生まれた赤ちゃん(SGA)への口腔サポートが完全母乳率を有意に高めたコホート研究と、帝王切開後の搾乳器使用の効果をRCTでまとめたシステマティックレビューがあり、いずれも支持する方向を示しています。ただし対象者(SGA児・帝王切開後)や介入が限られており、すべての赤ちゃん・お母さんに同じ効果があるとは言えません。

結論の向き
おおむね支持される
根拠の確実性(GRADE簡易)

搾乳器使用のSRはRCT・準RCTのまとめ(質:高い)を含む。ただし研究数が少なく、対象(SGA児・帝王切開後)が限られており、非直接性があるため「高い」とはせず「中」とした。

エビデンス・マップ
支持 2・中立 0・否定 0(全 2 件)
研究の質 ↓
否定
中立
支持
質:高い
質:中
質:低い

● は研究1件。上の段ほど質の高い研究です。色は支持効果なし・中立否定を表します。

この疑問を支える研究(質の高い順)

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思春期の腸内細菌(マイクロバイオーム)は、心臓や代謝の健康と関係する?

まだ研究が少なく、はっきりした結論は出ていません。今後の研究で変わる可能性があります。詳しくは各研究をご覧ください。

根拠はまだ不十分

子どものアレルギー疾患(アトピー・喘息・食物アレルギー)は、神経発達と関係する?

日本の大規模コホート研究(約8万8000人)では、アトピー性皮膚炎・喘息・食物アレルギーといったアレルギー疾患と、生後1〜3年の神経発達マイルストーン(言語・運動・問題解決など)との間に有意な関連は見られませんでした。ただし研究1件に基づく観察研究であり、今後の研究による確認が必要です。

支持されない

子どもの肉・魚・卵・乳製品(動物性食品)の摂取量は、世界的にどのくらい?

世界185か国の調査では、子どもの動物性食品(肉・魚・乳製品・卵)の平均摂取量は1日約1.9サービングで、推奨の3サービングに届いていないことが報告されています。地域・都市化・親の教育水準による格差も大きく、特にサハラ以南のアフリカでは改善が進んでいません。摂取量の記述的なデータであり、発育への因果関係はこの研究では検討されていません。

根拠はまだ不十分

神経発達の遅れがある子どもは、回避・制限性食物摂取症(ARFID)になりやすい?

乳幼児期に神経発達の問題があった子どもは、4〜7歳ごろに食事の回避や極端な偏食(ARFID)になりやすい傾向が、日本のコホート研究で示されています。ただしコホート研究1件の報告であり、関連であって因果関係の証明ではありません。

おおむね支持される

自閉スペクトラム症の子どもの食事の問題(偏食・食事行動)は、栄養や親のストレスと関係する?

ASDの子どもの多くで食事の質が低く、食事中の問題行動が食事の質の低さや保護者の高いストレスと関連することが報告されています。ただし横断研究1件(トルコ・111人)に基づく観察的な知見であり、関連であって因果関係の証明ではありません。

おおむね支持される