子育てを研究から。

気になる疑問から、
研究の結論を一目で。

妊娠期の栄養、赤ちゃんの食事、知育、睡眠、遊び——子育ての気になる疑問について、 複数の研究がどんな結論を出しているかをエビデンス・マップでまとめています。 くわしい研究は各ページから読めます。

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135
疑問
6
分野
586
収録研究

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うつぶせ寝は、乳児突然死症候群(SIDS)のリスクと関係する?

赤ちゃんを仰向けで寝かせること(うつぶせ寝・横向き寝を避けること)は、乳児突然死症候群(SIDS)のリスクを下げると、世界中の研究で一貫して示されています。加えて、やわらかい寝具を避ける・同じ部屋で別の寝床にする・受動喫煙を避ける・母乳・おしゃぶりなども、リスクを下げる方向と関連します。

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行動的な寝かしつけの工夫は、赤ちゃんの睡眠の問題を改善する?

就寝のお決まりの流れを整える、ひとりで眠りにつく力を促すなど、行動的な寝かしつけの工夫は、赤ちゃんの睡眠の問題を改善し、母親の気分の落ち込みも減らすと、複数のランダム化比較試験で示されています。方法に唯一の正解はなく、子どもの月齢・気質に合わせることが大切です。

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頭の形のゆがみ(斜頭・絶壁)に、ヘルメット治療は効果がある?

向きぐせなどでできる頭の形のゆがみ(位置的斜頭・絶壁)は、多くが成長とともに自然によくなります。ヘルメット治療は、中等度〜重度でも自然経過より優れているとは言えず、副作用もあるとランダム化比較試験で示されています。まずは向きを変える・うつぶせ遊び(タミータイム)が基本です。

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離乳食でアレルゲン(卵・ピーナッツ・ナッツなど)を早めに始めると、食物アレルギーを防げる?

卵・ピーナッツ・ナッツなどを生後早め(目安6か月前後)から無理のない範囲で始め、その後も食べ続けることは、食物アレルギーの予防に役立つと、LEAP試験などの質の高い研究で示されています。一方で開始時期と明確な関連はなかったとする研究もあります。ただし、湿疹がひどい・すでに卵アレルギーがあるなど高リスクの赤ちゃんは、自己判断で始めず必ず先に医師へ相談してください。

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外遊び・屋外で過ごす時間は、子どもの近視を防ぐ?

屋外で過ごす時間を増やすと近視になりにくくなるという無作為化試験の報告があり、予防に役立つと考えられています。ただし、すでに近視になりかけた子どもでは効果が弱く、近くを見る作業の多さも近視と関連するため、早めに屋外時間を増やすことが大切です。

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ADHD(注意欠如・多動症)には、何が関係する?

ADHDも、生まれもった要因(遺伝)が大きく関わると考えられています。加えて、妊娠中のたばこや親の物質使用、親のうつ・ストレス・不安などとのゆるやかな関連が報告されています。また、ADHDの子は亜鉛・鉄が低めの傾向も指摘されますが、これは原因の確定ではありません。早く気づいて支援につなげることが大切です。

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母乳・おしゃぶり・指しゃぶりは、子どもの歯並びと関係する?

長く続く指しゃぶり・おしゃぶりは、歯並びやかみ合わせの乱れ(出っ歯・交叉咬合など)と関連すると報告されています。母乳育児や、おしゃぶり・指しゃぶりを早めにやめることは、歯並びへのよい関連がみられます。多くは観察研究で、3〜4歳ごろまでに自然にやめれば影響は出にくいとされます。

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熱性けいれんには何が関係し、その後にどう影響する?

熱性けいれんの多くは経過の良いもので、家族歴・発達の遅れ・けいれんの繰り返しなどが関連しますが、その後にてんかんへ進む子どもはごく一部で、関連を示した観察研究が中心のため確実性は高くありません。

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母乳育児は、子どもの認知・発達によい?

母乳で育った子どもは、神経・認知の発達がやや良好という報告が数多くあります。ただし、きょうだい比較や遺伝情報を使う研究など「交絡に強い」設計では効果がほとんど見られないこともあり、家庭の社会経済的背景などの影響が大きいと考えられます。効果があっても小さいとみられ、母乳・ミルクの選択は家庭の事情によるものです。

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妊娠期・胎児期の栄養

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妊娠中のコリン(卵などに多い栄養素)は、子どもの発達によい?

コリンは脳や神経の発達に関わる栄養素で、多くの妊婦が推奨量に届いていないと指摘されています。ただし、妊娠中にコリンを増やすと子どもの発達がよくなるかについては、人を対象にした研究の数が少なく結果もばらついており、現時点ではよくなるともならないとも言い切れません。

根拠はまだ不十分

妊娠中の母親の持病(複数の慢性疾患)は、子どもの発達と関係する?

妊娠中の母親が複数の持病をもつことと、子どもの発達の遅れがやや関連すると日本の調査で報告されています。観察研究であり、関連であって因果とは言えません。

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父親の年齢(高齢)は、子どもの健康や発達と関係する?

父親の年齢が高いことは、早産や帝王切開、また自閉スペクトラム症などとのわずかな関連が報告されています。ただし大半は観察研究で因果関係を示すものではなく、子ども一人ひとりにとっての絶対的なリスクは小さく、多くの子どもは健やかに育ちます。妊娠の計画は個人差をふまえ医師に相談を。

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父親の妊娠前の健康(体重・生活習慣)は、赤ちゃんの出生体重と関係する?

父親の妊娠前の体重や生活習慣と、赤ちゃんの出生体重との関連は、まだ研究が少なく、はっきりしたことは分かっていません(証拠が不十分)。母親側に比べて調べられておらず、今後の検証が必要な段階です。

根拠はまだ不十分

妊娠高血圧症候群は、子どものその後の血圧や代謝と関係する?

妊娠高血圧症候群にさらされた子は、その後の血圧やBMIなど代謝の指標がやや高い傾向が、観察研究のまとめで報告されています。関連であって因果とは言えません。

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妊娠中のカルシウムは、妊娠高血圧(妊娠高血圧腎症)を防ぐ?

ランダム化試験やそのまとめでは、妊娠中のカルシウム補給は妊娠高血圧腎症や早産を減らす傾向がみられます。ただし効果は食事からのカルシウムが不足している人や高リスクの人で特にはっきりしており、十分に取れている人で同じ効果があるかははっきりしません。必要性は医師に相談を。

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乳児の栄養(授乳・離乳)

35

手づかみ離乳(赤ちゃん主導の離乳食・BLW)は、ふつうの離乳食と比べてどう?

成長や体重の増え方はふつうのスプーン離乳と大きく変わらないとみられ、食べる食品の幅が広がる可能性はありますが、自己流では鉄が不足したり窒息のリスクが心配されるため、鉄の多い食材や食べやすい形・見守りなどの工夫が前提です。

結論は割れている

抱っこ・おんぶ(ベビーウェアリング)は、赤ちゃんの泣き(コリック)をやわらげる?

抱っこやあやし方など、保護者が体に触れて関わるケアは赤ちゃんの泣きや家庭の負担をやわらげる可能性がありますが、抱っこ・おんぶそのものを直接調べた質の高い研究は乏しく、現時点では根拠は限定的です。

根拠はまだ不十分

子どものぜんそく(喘鳴)には、何が関係する?

乳幼児期の呼吸器ウイルス感染(細気管支炎・ライノウイルスなど)や抗菌薬の使用、大気汚染、アレルゲンへの反応などが、子どものぜんそくや喘鳴と関連するという報告が複数あります。いずれも観察研究が中心で、関連であって原因と結果(因果)の証明ではありません。要因は一つではなく、複数が重なると考えられています。

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吸う癖(おしゃぶり・指しゃぶり・哺乳びん)は、子どもの中耳炎と関係する?

おしゃぶりを使う子は中耳炎(とくに急性中耳炎)にややかかりやすい傾向が報告される一方、指しゃぶりでは明らかな関連はみられません。観察研究が中心で、確からしさは低めです。

結論は割れている

野菜嫌いは、くり返し出すことで食べられるようになる?

同じ野菜をあきらめずにくり返し出すなど、食べさせ方を工夫すると、子どもの野菜の摂取は少しずつ増えることが、ランダム化比較試験のまとめで示されています。ただし効果の大きさは小さく、すぐに大きく変わるわけではないので、気長に続けることが大切です。

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離乳食でアレルゲン(卵・ピーナッツ・ナッツなど)を早めに始めると、食物アレルギーを防げる?

卵・ピーナッツ・ナッツなどを生後早め(目安6か月前後)から無理のない範囲で始め、その後も食べ続けることは、食物アレルギーの予防に役立つと、LEAP試験などの質の高い研究で示されています。一方で開始時期と明確な関連はなかったとする研究もあります。ただし、湿疹がひどい・すでに卵アレルギーがあるなど高リスクの赤ちゃんは、自己判断で始めず必ず先に医師へ相談してください。

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乳児の栄養(授乳・離乳)」の疑問をすべて見る(35件)→

身長・身体の成長

19

子どもの発熱に、解熱剤はどう使う?

発熱そのものは体が感染とたたかうための防御反応で、解熱剤は主に『熱の数字を下げる』ためではなく『子どものつらさをやわらげる』ために使うのが基本です。解熱剤で熱性けいれんを予防できるという考えは、現在の研究では支持されていません。アセトアミノフェンとイブプロフェンは効果に大きな差はなく、2剤の併用や量の出し方は注意も必要です。何度を超えたら、どんな様子のときに受診すべきかの目安は、必ず医師に相談してください。

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子どもの近視の進行を抑える治療(低濃度アトロピン・オルソケラトロジーなど)は効く?

低濃度アトロピン点眼やオルソケラトロジー(夜つける特殊なコンタクトレンズ)には、子どもの近視が進む速さを遅らせる効果が無作為化試験で示されています。ただし効果はゆるやかで近視を治すものではなく、いずれも医療行為です。使用は必ず眼科医に相談してください。

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子どもの日焼け対策(日焼け止め・日よけ)は必要?

子どもは大人より多くの日差しを浴びやすく、子どものうちの強い日焼け(やけど)はその後の肌のリスクと関わると考えられているため、日焼け止め・衣類・日陰・帽子といった対策は一般に勧められています。ここで紹介する研究は、子どもや保護者がどれくらい対策をしているかの実態を調べたもので、対策をすれば将来の病気を確実に防げると示したものではありません。なお生後6か月未満の赤ちゃんには、日焼け止めよりも衣類や日陰、ベビーカーの日よけなどで日差しを避けるのが基本とされています。対策をしても日焼けが起こることもあり、複数の方法を組み合わせることが大切だと考えられます。

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赤ちゃんの出生体重は、その後の成長や発達と関係する?

大規模なコホート研究では、低出生体重(とくに1500g未満)の子は成長が追いつきにくく、発達のスクリーニングで気がかりが出る割合も高めという関連が見られています。ただし観察研究のため因果とは言い切れず、多くの低出生体重児は健やかに育ちます。

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カルシウムの補給は、子どもの骨や血圧によい?

カルシウムの補給は、子どもの骨の量を増やしたり、血圧をやや下げたりする可能性が、ランダム化比較試験で示されています。ただし効果は小さめで、骨への効果は補給をやめた後も続くとは限らず、身長を伸ばす効果は確認されていません。

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子どもの肥満は、乳幼児期のどんな体格や生活の変化と関係する?

子どもの肥満には、親の体格や生活習慣、BMIの再上昇が早いこと、長い画面利用、妊娠中の環境など、いくつかの要因が関連すると報告されています。どれも一つの原因というより関連を示すもので、観察研究のため因果とは言えません。生活全体のバランスを見直す手がかりとして参考にしてください。

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知育・認知発達

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子どもの吃音(どもり)は、その後どうなる?何が役立つ?

吃音(どもり)は就学前の子どもによく見られますが、多くの子は成長とともに自然におさまり、大人まで続くのは一部とされています。保護者が吃音を学んで家庭での接し方を整える早めの支援は、一部の子で役立つ可能性が報告されていますが、検証はまだ小規模です。学童期では、どもりの目立つ程度だけでなく不安や気質などの心理面も子どもへの影響に関わるため、気持ちへの目配りも大切と考えられます。

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体外受精(IVF)などで生まれた子どもの、その後の発達や健康は?

日本の全国コホートでは、IVFで生まれた子どもの9歳までの健康や発達は、自然に妊娠した子どもとほとんど差がなく、長期的な経過はおおむね良好と報告されています(観察研究のため、心配は担当医に相談を)。

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多言語(バイリンガル)環境は、子どもの言葉や考える力に影響する?

二つ以上の言語で育つ子どもは、はじめは言語が混ざったり片方の語彙が少なく見えたりすることがありますが、発達そのものが遅れるという確かな証拠はなく、多くは追いついていく傾向が報告されています。注意を切り替える脳の使い方に違いがみられたという報告もありますが、いずれも小規模・観察研究が中心で、確実なことはまだ言えません。

結論は割れている

ふだんの食事は、子どもの学習や成績と関係する?

ふだんの食事と、子どもの学習・成績や発達との関係は、よく注目されます。研究をみると、特定の食事や食品で学習・成績がはっきり良くなるという十分な根拠はまだ得られていません。一部の食品では発達との弱い関連が報告されていますが、観察研究が中心で、因果関係まではわかっていません。

根拠はまだ不十分

保育・幼児教育(プレスクール)は、子どもの発達によい?

プレスクールなどの質の高い幼児教育や、発達の遅れがある子どもへの早めの支援は、ことば・認知・遊びの発達によい影響をもたらすと報告されています。とくに経済的に厳しい家庭の子どもで効果がはっきりしやすい一方、効果はプログラムの質や内容によって差があり、年齢が上がると一部の効果が小さくなることも知られています。

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父親の関わりは、子どもの発達によい?

父親がよく関わる家庭ほど、子どもの社会性や行動面、認知の発達がよい傾向が報告されています。ただし研究の多くは観察研究で、結果にばらつきもあるため、関連であって「父親の関わりが原因でよくなる」と言い切ることはできません。

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睡眠と発達

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添い寝(ベッド・布団の共有)は、乳児突然死症候群(SIDS)や授乳と関係する?

これは研究で分かっていることを中立に整理したもので、寝かせ方の指導や安全のアドバイスではありません。観察研究では、大人と同じ寝床で寝る添い寝は、とくに喫煙・飲酒・やわらかい寝具など他のリスクがあるときに、乳児突然死症候群(SIDS)のリスクが高まる方向と関連すると報告されています。一方で、添い寝は母乳育児と一緒に行われやすいという関連も一貫してみられます。実際にどう寝かせるかは、各国の安全な睡眠の指針(多くの国で「同じ部屋・別の寝床」が勧められています)を参照し、かかりつけの医師など専門家に相談してください。

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昼寝は、子どもの学びや発達によい?いつまで必要?

子どもの昼寝が学習や発達によいのか、いつまで必要なのかを調べた研究を集めました。昼寝は学んだことを記憶に定着させて学習を助けるという考え方があり、保育施設の幼児を比べた研究では昼寝をする子の方がワーキングメモリー(短い間、情報を覚えて使う力)の成績がよいという報告があります。一方で、2〜3歳児で昼寝をしても記憶や計画の力は高まらなかったとする研究や、乳児期に昼間の睡眠が特に長い子はのちの記憶力がやや低い傾向だったとする研究もあり、結果は割れています。多くは観察研究で因果は示せず、人数も少なめのため確実性は低いと考えられます。「昼寝の卒業」は発達の自然な一部で、必要な時期には個人差があります。

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スクリーン(テレビ・スマホ・タブレット)の使用は、子どもの睡眠と関係する?

画面を見る時間が長い子ほど、睡眠時間が短く、就寝時刻が遅く、寝つきが悪い傾向があると複数の研究が報告しています。特に布団の中での画面利用や寝る前の利用が睡眠の問題と関連しやすいようです。ただし支える研究は観察研究が中心で、関連があっても因果関係を示すものではなく、確実性はまだ低いと考えられます。画面の『量』だけでなく『時間帯』も関わる可能性が指摘されています。

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おくるみ(スワドリング)は、赤ちゃんの睡眠によい?注意点は?

おくるみをすると、赤ちゃんの静かな(深い)眠りが長くなり、眠りの状態が変わる回数が減る傾向があります。ただし安全のための注意が欠かせません。必ず仰向けで寝かせること、寝返りを始めたらおくるみをやめること、足や股関節は自由に曲げ伸ばしできるよう緩めにくるむこと(足を伸ばして固くくるむと発育性股関節形成不全のリスクが高まります)が大切です。また、ふだんおくるみをしていない赤ちゃんを急にきつくくるむと目が覚めにくくなり、乳幼児突然死のリスクを高めうる点にも注意してください。

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夜更かし・夜型の生活リズムは、思春期の子の心や成績に影響する?

思春期は体内時計が後ろにずれ、自然と寝る時刻が遅くなりがちです。平日と休日で寝起きの時刻が大きくずれたり、夜更かしが続いたりすると、うつや不安の症状、太り気味、睡眠不足と関連すると複数の研究が報告しています。ただし観察研究が中心で、関連があっても因果関係を示すものではなく、確実性はまだ低いと考えられます。始業を遅らせる試みも、睡眠の改善と関連すると整理されています。

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夜尿症(おねしょ)には何が関係し、どんな対応が役立つ?

おねしょはとても多く、年齢とともに自然に良くなっていくことがほとんどです。家族に同じ経験がある、男の子である、膀胱の発達がゆっくりめ、といった要因とのゆるやかな関連が報告されています。長く続いて困るときには、アラーム療法やデスモプレシンといった有効な対応があり、多くの子で改善が期待できます。本人を責めず、必要なら小児科に相談するのがよいでしょう。

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運動・遊びと発達

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チャイルドシートや家庭の安全対策は、子どものけがを防ぐ?

けが予防の教育や家庭の安全対策に取り組むと、子どものけがが減る方向に働く可能性が、ランダム化比較試験で示されています。チャイルドシートについては、地域ぐるみの働きかけで正しい使用が増えたという報告があり、家庭での守り方は子どもの年齢に合わせて変えていくことが大切だと考えられます。多くは海外の研究で、けがそのものを減らせるかを直接示した研究はまだ多くありません。

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自然や緑の多い環境は、子どもの発達や健康によい?

住まいの周りに緑(自然)が多いことは、子どもの発達や睡眠、心の健康が良いことと関連すると複数の研究で報告されていますが、いずれも観察研究で「自然が直接よくする」と断定はできず、関連の段階です。

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音楽・歌は、子どもの発達によい?

親子で一緒に楽しむ音楽やリズム遊びは、社会性や言葉の発達によい影響をもたらす可能性が報告されています。とくにリズムに合わせて体を動かすプログラムでは、社会性や行動面でのよい効果が信頼性の高い試験で示されています。一方で、言葉や認知への効果は関連の報告が中心で、結果にばらつきもあり、まだはっきりしていません。

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外遊び・自然での遊びは、子どもの体力や育ちによい?

外遊びや自然での遊びは、運動能力や体づくり、心の健康、近視・肥満の予防など、さまざまな面で良い関連が報告されています。ただし多くは観察研究やレビューで、効果の大きさは確定していません。それでも、外で体を動かす機会を増やすことは理にかなった習慣と考えられます。

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外遊び・屋外で過ごす時間は、子どもの近視を防ぐ?

屋外で過ごす時間を増やすと近視になりにくくなるという無作為化試験の報告があり、予防に役立つと考えられています。ただし、すでに近視になりかけた子どもでは効果が弱く、近くを見る作業の多さも近視と関連するため、早めに屋外時間を増やすことが大切です。

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体を動かす運動は、子どもの骨を強くする?

ジャンプや走る動きなど、体重がかかる中〜高強度の運動は、子どもや若者の骨の強さや骨密度を高める可能性が報告されています。とくに運動の「量」より「強さ」が関係し、カルシウムなどの栄養が足りていることも大切と考えられます。ランダム化比較試験のレビューもありますが、運動だけの効果を切り分けにくく、長期の影響ははっきりしないため、断定はできません。

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