保育・幼児教育(プレスクール)は、子どもの発達によい?
プレスクールなどの質の高い幼児教育や、発達の遅れがある子どもへの早めの支援は、ことば・認知・遊びの発達によい影響をもたらすと報告されています。とくに経済的に厳しい家庭の子どもで効果がはっきりしやすい一方、効果はプログラムの質や内容によって差があり、年齢が上がると一部の効果が小さくなることも知られています。
ランダム化比較試験を含むが、内容は自閉スペクトラム症児への遊び介入など限られた場面のもので、ほかは観察研究や前後比較が中心。効果はプログラムの質や対象によって差があり、年齢が上がると一部の効果が小さくなることも知られているため、確実性は中程度とした。
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妊娠中のコリン(卵などに多い栄養素)は、子どもの発達によい?
コリンは脳や神経の発達に関わる栄養素で、多くの妊婦が推奨量に届いていないと指摘されています。ただし、妊娠中にコリンを増やすと子どもの発達がよくなるかについては、人を対象にした研究の数が少なく結果もばらついており、現時点ではよくなるともならないとも言い切れません。
早産で生まれると、その後の発達と関係する?
早く生まれた子どもは、平均すると言葉・認知・運動の発達や就学準備でつまずきやすい傾向が報告されています(とくに在胎週数が短いほど)。ただし多くの子は標準的な範囲に育っており、早い時期からの支援が助けになる可能性があります。早産そのものを割り当てて比べる試験はできないため、根拠は観察研究にとどまります。
母乳育児は、子どもの認知・発達によい?
母乳で育った子どもは、神経・認知の発達がやや良好という報告が数多くあります。ただし、きょうだい比較や遺伝情報を使う研究など「交絡に強い」設計では効果がほとんど見られないこともあり、家庭の社会経済的背景などの影響が大きいと考えられます。効果があっても小さいとみられ、母乳・ミルクの選択は家庭の事情によるものです。
父親の関わりは、子どもの発達によい?
父親がよく関わる家庭ほど、子どもの社会性や行動面、認知の発達がよい傾向が報告されています。ただし研究の多くは観察研究で、結果にばらつきもあるため、関連であって「父親の関わりが原因でよくなる」と言い切ることはできません。
自然や緑の多い環境は、子どもの発達や健康によい?
住まいの周りに緑(自然)が多いことは、子どもの発達や睡眠、心の健康が良いことと関連すると複数の研究で報告されていますが、いずれも観察研究で「自然が直接よくする」と断定はできず、関連の段階です。