疑問 / Question

母乳育児は、子どもの認知・発達によい?

母乳で育った子どもは、神経・認知の発達がやや良好という報告が数多くあります。ただし、きょうだい比較や遺伝情報を使う研究など「交絡に強い」設計では効果がほとんど見られないこともあり、家庭の社会経済的背景などの影響が大きいと考えられます。効果があっても小さいとみられ、母乳・ミルクの選択は家庭の事情によるものです。

結論の向き
おおむね支持される
根拠の確実性(GRADE簡易)
低い

観察研究では母乳と良好な認知・発達の関連が一貫し、母乳が長いほど良いという用量反応も報告される(ブラジルの大規模コホートなど)。一方、きょうだい比較・メンデルランダム化・遺伝子交互作用の再現研究といった交絡を厳しく扱う設計では、効果がほぼ消える/示されないことも多い。家庭の社会経済的背景など他の要因の影響が大きく、効果があっても小さいとみられるため確実性は低い。

エビデンス・マップ
支持 17・中立 3・否定 3(全 23 件)
研究の質 ↓
否定
中立
支持
質:高い
質:中
質:低い

● は研究1件。上の段ほど質の高い研究です。色は支持効果なし・中立否定を表します。

エビデンスの変遷(時系列)
← 過去研究が新しいほど右。最新の研究ほど現在の理解に近い現在 →
2006
2007
2010
2011
2012
2013
2015
2016
2021
2023
2024
2025
2026
支持中立否定|点の大きさ=研究の質(大きいほど質が高い)
この疑問を支える研究(質の高い順)

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根拠はまだ不十分

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