ランダム化比較試験

母乳が知能指数・脳の大きさ・白質の発達に与える影響

Impact of breast milk on intelligence quotient, brain size, and white matter development.

どんな研究?

01 — Summary

授乳の方法をランダムに割り付けた過去の試験の参加者50人について、青年期(平均約16歳)にMRIで脳を調べた研究です。母乳の割合が高いほど言語性の知能テストの点数が高い傾向がみられ、とくに男子では脳全体や白質の量との関連も観察されました。母乳が脳の発達、なかでも白質の成長を促す可能性を示すとしていますが、人数が少なく、さらなる研究が必要です。

要点

02 — Key points
  • 01授乳方法をランダムに割り付けた試験の参加者50人を、青年期にMRIで調べた追跡研究です。
  • 02母乳の割合が高いほど、言語性の知能テストの点数が高い傾向がみられました。
  • 03男子では脳全体や白質の量とも関連がみられ、女子や灰白質では明確な関連はありませんでした。
  • 04母乳が脳、とくに白質の発達を促す可能性があると示唆しています。
読むときの注意 / Limitations

対象がわずか50人と非常に少なく、結果のばらつきが大きい可能性があります。性別による違い(男子のみで関連)が偶然である可能性も否定できません。脳の大きさと知能の関連を扱うものであり、母乳が直接の原因であると確定したわけではありません。

この研究の確からしさ

03 — Evidence
ランダム化比較試験参加者を無作為に分けて比較する、信頼性の高い試験。

書誌情報

04 — Reference
研究デザイン
ランダム化授乳試験の追跡研究
エビデンス強度
ランダム化比較試験
掲載誌
Pediatric research
発表年
2010
DOI
10.1203/pdr.0b013e3181d026da
出典
Europe PMC

この研究が関わる疑問

05 — Questions

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06 — Related
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