観察研究

母乳と、乳幼児の脳(白質)の発達の関連

Breastfeeding and early white matter development: A cross-sectional study.

どんな研究?

01 — Summary

母乳が幼い子どもの脳の発達に関わるかを調べるため、生後10か月〜4歳の健康な子ども133人の脳をMRIで撮影し、母乳・ミルク・混合のグループで脳の白質(神経のつながり)の育ち方を比べた研究です。母乳で育った子は、思考や学習に関わる脳の領域で白質の発達がより進んでいる関連がみられ、母乳を与えた期間が長いほどその傾向が強い領域もありました。著者らは、母乳の成分が脳の成長を助ける可能性を示すとしています。

要点

02 — Key points
  • 01生後10か月〜4歳の健康な子ども133人をMRIで調べた
  • 02母乳・ミルク・混合のグループで脳の白質の発達を比較
  • 03母乳の子は思考・学習に関わる領域で白質の発達が進んでいた
  • 04母乳の期間が長いほど発達が進む関連の領域もあった
  • 05母乳と乳幼児期の脳の発達の関連を画像で示した
読むときの注意 / Limitations

ある一時点で比べた横断研究のため、母乳が原因で脳の発達が進んだとは断定できません(関連であり因果ではない)。人数が比較的少なく、母乳を選ぶ家庭の生活環境や経済状況など、脳の発達にも関わる別の要因の影響を完全には除けません。脳の画像の違いが、その後の能力にどうつながるかは別途確認が必要です。

この研究の確からしさ

03 — Evidence
観察研究ある時点の関連を調べる研究。関連=原因とは限らない。

書誌情報

04 — Reference
研究デザイン
横断研究(MRIによる比較)
エビデンス強度
観察研究
掲載誌
NeuroImage
発表年
2013
DOI
10.1016/j.neuroimage.2013.05.090
出典
Europe PMC

この研究が関わる疑問

05 — Questions

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06 — Related
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