コホート研究

母乳育児と赤ちゃんの発達(きょうだい比較を使った日本のエコチル調査)

Breast feeding and infant development in a cohort with sibling pair analysis: the Japan Environment and Children's Study

どんな研究?

01 — Summary

日本の大規模調査「エコチル調査」の子ども約7万7千人を対象に、母乳育児と1歳までの発達の関係を調べた研究です。生後12か月まで母乳を続けた子どもは、1歳時点で発達の遅れがみられる割合がやや低い傾向がありました。家庭環境などの影響を減らすため、同じ家庭の「きょうだい同士」を比べる方法でも、同じ向きの関連が残りました。

要点

02 — Key points
  • 01日本のエコチル調査・約7万7千人を分析した大規模コホート研究
  • 0212か月まで母乳を続けた子は、1歳での発達の遅れがやや少ない傾向
  • 03同じ家庭のきょうだいを比べる方法でも関連が残った
  • 04母乳育児を続けることを後押しする結果の一つ
読むときの注意 / Limitations

観察研究のため、母乳が発達をよくすると断定はできません。発達は質問票で評価されており、家庭環境など測りきれない要因も残ります。母乳が難しい場合でもミルクで健やかに育つ子は多く、授乳の方法は各家庭の状況に合わせて選んでよいものです。

この研究の確からしさ

03 — Evidence
コホート研究多くの人を追跡する観察研究。因果関係の証明は限定的。

書誌情報

04 — Reference
研究デザイン
前向きコホート研究(きょうだいペア解析)
エビデンス強度
コホート研究
掲載誌
BMJ Open
発表年
2021
DOI
10.1136/bmjopen-2020-043202
出典
OpenAlex

この研究が関わる疑問

05 — Questions

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