観察研究

完全母乳は、母親の学歴と子どもの発達の関連を和らげる(ブラジルの横断研究)

Exclusive breastfeeding modifies the association between maternal education and child development: a cross-sectional study nested in a cohort.

どんな研究?

01 — Summary

ブラジルで生後12か月の乳児269人を対象に、母親の学歴・完全母乳・子どもの発達の関係を、ある一時点で調べた研究です。母親の学歴が高いほど、また生後6か月まで完全母乳だった子どもほど、発達の得点(認知・言葉など)が高い傾向がみられました。さらに、学歴が低い母親の子どもでも、完全母乳だった場合は発達への不利が和らぐ可能性が示されました。

要点

02 — Key points
  • 01ブラジルの生後12か月児269人を一時点で評価した研究
  • 02母親の学歴が高いほど認知・言葉などの発達得点が高い傾向
  • 03生後6か月までの完全母乳と発達の高さに関連
  • 04学歴が低い母親でも、完全母乳だと発達への不利が和らぐ可能性
  • 05不利な環境で発達を守る要素として完全母乳に注目した研究
読むときの注意 / Limitations

一時点で調べた横断研究であり、関連がみられても因果関係(母乳が発達を高めた)は示せません。母乳と発達のどちらが先かも判別できません。対象は269人と少なく、新型コロナ流行期のブラジルのデータのため、日本の状況にそのまま当てはまるとは限りません。

この研究の確からしさ

03 — Evidence
観察研究ある時点の関連を調べる研究。関連=原因とは限らない。

書誌情報

04 — Reference
研究デザイン
横断研究(コホート内)
エビデンス強度
観察研究
掲載誌
Jornal de Pediatria
発表年
2025
DOI
10.1016/j.jped.2025.02.004
出典
Europe PMC

この研究が関わる疑問

05 — Questions

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