ADHD(注意欠如・多動症)には、何が関係する?
ADHDも、生まれもった要因(遺伝)が大きく関わると考えられています。加えて、妊娠中のたばこや親の物質使用、親のうつ・ストレス・不安などとのゆるやかな関連が報告されています。また、ADHDの子は亜鉛・鉄が低めの傾向も指摘されますが、これは原因の確定ではありません。早く気づいて支援につなげることが大切です。
観察研究のまとめが中心で関連はゆるやか。遺伝など測りきれない要因の影響が大きく、要因を人に割り当てて比べることもできない(観察が証拠の上限)。栄養の指摘は因果ではなく関連にとどまる。
※ このテーマは、その要因を人に割り当てて比べること(ランダム化比較試験)が 倫理上・現実的にできないため、構造的に「質:高い」の研究は得られません。 観察研究が最良の証拠であり、確実性が「中」や「低い」にとどまるのはそのためです。
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妊娠中の喫煙・受動喫煙は、子どもの知能や発達と関係する?
妊娠中のたばこの煙への曝露は、子どものIQの低さと関連すると報告されています。自分が吸う場合だけでなく、まわりの煙(受動喫煙)も避けることが勧められます。
自閉スペクトラム症には、何が関係する?
自閉スペクトラム症は、生まれもった要因(遺伝)が最も大きく関わると考えられています。加えて、親の高年齢や、妊娠・出産時の一部の要因(妊娠高血圧・糖尿病、早産、低出生体重など)とのゆるやかな関連も報告されています。これらは「原因の確定」ではなく関連で、育て方やワクチンが原因という説は大規模な研究で繰り返し否定されています。
妊娠中・産後のお母さんの心の状態は、子どもの発達に関係する?
妊娠中や産後のお母さんの気分の落ち込み・強いストレスは、子どもの発達の遅れやADHD・自閉スペクトラム症とゆるやかに関連すると報告されています。観察研究が中心で因果とは言えず、まわりの支えや相談が大切です。
妊娠中のカフェイン(コーヒー・お茶)は、子どもの発達と関係する?
妊娠中に多くコーヒーを飲むことと子どものADHDのなりやすさとの関連を示す研究がある一方、はっきりした悪影響は見られない、むしろお茶は認知とプラスの関連という研究もあり、結論は一致していません。妊娠中のカフェインは控えめにという一般的な助言は変わらず、適量は個人差があるため医師に相談を。
砂糖(甘いもの)の摂り過ぎは、子どもの行動(ADHD)と関係する?
添加された砂糖や甘い飲み物・お菓子の摂取が、ADHDの症状や多動と関連するという報告が多くあります。ただし観察研究が中心で、砂糖が直接の原因とは言えません。甘いものを完全に避ける必要はなく、頻度に気をつけるのが現実的です。