亜鉛・鉄・銅と、子どものADHD(注意欠如・多動症)の関係(症例対照研究のメタアナリシス)
Essential Trace Elements Zinc, Iron, Copper and Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder in Children and Adolescents: A Systematic Review and Meta-Analysis of Case–Control Studies
どんな研究?
01 — Summary体に必要な微量元素である亜鉛・鉄・銅の体内量が、子どものADHD(注意欠如・多動症)と関係するかを、46件の症例対照研究(ADHDの子5515人と対照8166人)をまとめて調べた研究です。ADHDの子どもは、そうでない子に比べて亜鉛・鉄・フェリチン(鉄の貯蔵を示す値)が低い傾向がありました。一方、銅でははっきりした差はありませんでした。
要点
02 — Key points- 0146件の症例対照研究(約1万4千人)をまとめたメタアナリシス
- 02ADHDの子は亜鉛・鉄・フェリチンが低めの傾向
- 03銅でははっきりした差はみられなかった
- 04栄養状態と発達の関わりを示す手がかりの一つ
症例対照研究のまとめで、微量元素の不足がADHDの原因だと示すものではありません(逆に、症状や食の偏りが栄養状態に影響する可能性もあります)。研究ごとのばらつきも大きいです。サプリメントでの補給を勧めるものではなく、心配があれば自己判断せず専門家に相談してください。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- システマティックレビュー・メタアナリシス(症例対照研究のまとめ)
- エビデンス強度
- メタアナリシス
- 掲載誌
- Nutrients
- 発表年
- 2026
- DOI
- 10.3390/nu18111797
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related乳幼児期の腸内細菌と発達障害:システマティックレビューとメタアナリシス
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粉ミルクの鉄の量(2 vs 8 mg/L)と、1歳時点の発達・鉄の状態
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帝王切開での出産とADHDの関連(システマティックレビュー・メタアナリシス)
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