外遊び・自然での遊びは、子どもの体力や育ちによい?
外遊びや自然での遊びは、運動能力や体づくり、心の健康、近視・肥満の予防など、さまざまな面で良い関連が報告されています。ただし多くは観察研究やレビューで、効果の大きさは確定していません。それでも、外で体を動かす機会を増やすことは理にかなった習慣と考えられます。
コホート研究やスコーピングレビュー(効果の大きさは評価しないまとめ)、観察研究のプール解析が中心で、外遊びの効果を確かめたRCTやそのまとめが無いため。
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外遊び・屋外で過ごす時間は、子どもの近視を防ぐ?
屋外で過ごす時間を増やすと近視になりにくくなるという無作為化試験の報告があり、予防に役立つと考えられています。ただし、すでに近視になりかけた子どもでは効果が弱く、近くを見る作業の多さも近視と関連するため、早めに屋外時間を増やすことが大切です。
体を動かす遊び(身体活動)は、子どもの体重や健康によい?
体を動かす遊びは、太りぎみの子どもの運動量を増やし体型の改善につながると報告されています。一方で身体活動は7〜9歳ごろから減りやすいことも分かっており、外遊びなど体を動かす機会を意識的に作ることが役立つと考えられます。いずれも観察研究や短期の研究が中心で、断定はできません。
自然や緑の多い環境は、子どもの発達や健康によい?
住まいの周りに緑(自然)が多いことは、子どもの発達や睡眠、心の健康が良いことと関連すると複数の研究で報告されていますが、いずれも観察研究で「自然が直接よくする」と断定はできず、関連の段階です。
スマホ・タブレットなどの画面や近くを見る作業(近業)は、子どもの近視と関係する?
近くを見る作業が多いほど近視が多い傾向は複数の研究で示されていますが、スマホやタブレットなどデジタル画面に限った証拠は研究によって結果が割れており、はっきりしません。画面の使いすぎを避け、距離をとり、こまめに休む・屋外で過ごすといった工夫は理にかなっていますが、画面そのものが近視の原因かどうかは現時点では結論づけられません。
子どもの肥満(おなかの脂肪)は、将来の体・心臓に影響する?
思春期のおなかまわり(体幹)の脂肪の多さが、その後の心臓への負担と関連するという報告があります。子どものうちからの体重・体脂肪の管理が、将来の健康に関わると考えられます。