頭の形のゆがみ(斜頭・絶壁)に、ヘルメット治療は効果がある?
向きぐせなどでできる頭の形のゆがみ(位置的斜頭・絶壁)は、多くが成長とともに自然によくなります。ヘルメット治療は、中等度〜重度でも自然経過より優れているとは言えず、副作用もあるとランダム化比較試験で示されています。まずは向きを変える・うつぶせ遊び(タミータイム)が基本です。
ヘルメットの効果をみたランダム化比較試験があり、中等度〜重度でも自然経過と差がないことが示されているため。
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夜尿症(おねしょ)には何が関係し、どんな対応が役立つ?
おねしょはとても多く、年齢とともに自然に良くなっていくことがほとんどです。家族に同じ経験がある、男の子である、膀胱の発達がゆっくりめ、といった要因とのゆるやかな関連が報告されています。長く続いて困るときには、アラーム療法やデスモプレシンといった有効な対応があり、多くの子で改善が期待できます。本人を責めず、必要なら小児科に相談するのがよいでしょう。
子どもの睡眠不足は、太りやすさと関係する?
睡眠が短い子は太りすぎになりやすいという関連が、複数の研究で報告されています。ただし関連は大きくなく、観察研究のため因果とは言い切れません。
子どものぜんそく(喘鳴)には、何が関係する?
乳幼児期の呼吸器ウイルス感染(細気管支炎・ライノウイルスなど)や抗菌薬の使用、大気汚染、アレルゲンへの反応などが、子どものぜんそくや喘鳴と関連するという報告が複数あります。いずれも観察研究が中心で、関連であって原因と結果(因果)の証明ではありません。要因は一つではなく、複数が重なると考えられています。
添い寝(ベッド・布団の共有)は、乳児突然死症候群(SIDS)や授乳と関係する?
これは研究で分かっていることを中立に整理したもので、寝かせ方の指導や安全のアドバイスではありません。観察研究では、大人と同じ寝床で寝る添い寝は、とくに喫煙・飲酒・やわらかい寝具など他のリスクがあるときに、乳児突然死症候群(SIDS)のリスクが高まる方向と関連すると報告されています。一方で、添い寝は母乳育児と一緒に行われやすいという関連も一貫してみられます。実際にどう寝かせるかは、各国の安全な睡眠の指針(多くの国で「同じ部屋・別の寝床」が勧められています)を参照し、かかりつけの医師など専門家に相談してください。
子どもの発熱に、解熱剤はどう使う?
発熱そのものは体が感染とたたかうための防御反応で、解熱剤は主に『熱の数字を下げる』ためではなく『子どものつらさをやわらげる』ために使うのが基本です。解熱剤で熱性けいれんを予防できるという考えは、現在の研究では支持されていません。アセトアミノフェンとイブプロフェンは効果に大きな差はなく、2剤の併用や量の出し方は注意も必要です。何度を超えたら、どんな様子のときに受診すべきかの目安は、必ず医師に相談してください。