疑問 / Question

哺乳びんを長く使うと、子どものアレルギーやぜんそくのリスクが高まる?

台湾の大規模調査(約1万5千人)では、哺乳びんの使用期間が長いほど喘鳴・アレルギー性鼻炎・湿疹の有病率がわずかに高い傾向がみられ、使用期間が長いほど関連が強い用量反応関係が確認されました。ただし横断研究のため因果関係は示せず、関連を示した研究は1件のみです。

結論の向き
おおむね支持される
根拠の確実性(GRADE簡易)
低い

横断研究1件(台湾・2〜7歳、14,862人)のみ。自己申告による回想バイアスの可能性があり、観察研究のため因果関係は不明。台湾のデータで他地域への外挿も限定的。確実性は「低い」とした。

エビデンス・マップ
支持 1・中立 0・否定 0(全 1 件)
研究の質 ↓
否定
中立
支持
質:高い
質:中
質:低い

● は研究1件。上の段ほど質の高い研究です。色は支持効果なし・中立否定を表します。

この疑問を支える研究(質の高い順)

関連する疑問

同じ研究を扱う、または分野・キーワードが近い疑問です。

ペット(犬・猫)を飼うことは、子どものアレルギーやぜんそくと関係する?

研究の結果は分かれています。乳幼児期に犬や農場の動物と接することはアレルギーやぜんそくがやや少ない傾向を示す報告がある一方、すでにぜんそくのある子ではペットが症状を悪くする可能性も示されており、はっきりした結論は出ていません。

結論は割れている

抗菌薬(抗生物質)は、子どものアレルギーと関係する?

現在の研究では、関連や効果を支持する報告が多めです。ただし研究ごとに限界があり、確実と言い切れるものではありません。詳しくは各研究をご覧ください。

おおむね支持される

子どものアトピー性皮膚炎(湿疹)には、何が関係する?

生まれた季節(秋生まれ)や、出産の方法、赤ちゃんの激しい泣き(疝痛)などが湿疹・アレルギー体質と関連する一方、住まい周辺の緑の多さは湿疹の少なさと関連すると報告されています。多くの要因が関わり、確実性は低めです。

おおむね支持される

子どものぜんそく(喘鳴)には、何が関係する?

乳幼児期の呼吸器ウイルス感染(細気管支炎・ライノウイルスなど)や抗菌薬の使用、大気汚染、アレルゲンへの反応などが、子どものぜんそくや喘鳴と関連するという報告が複数あります。いずれも観察研究が中心で、関連であって原因と結果(因果)の証明ではありません。要因は一つではなく、複数が重なると考えられています。

おおむね支持される

子どものアレルギー性鼻炎(花粉症)には、何が関係する?

両親のアレルギー病歴や、ダニなどへのアレルギー反応、乳幼児期の抗菌薬使用や大気汚染といった環境要因が、子どものアレルギー性鼻炎と関連するという報告が複数あります。いずれも観察研究が中心で関連であり原因と結果(因果)の証明ではなく、要因は一つではなく複数が重なると考えられています。

おおむね支持される