疑問 / Question

食物タンパク誘発性アレルギー性直腸結腸炎(FPIAP)の赤ちゃんは、食物アレルギーを「卒業」できる?

FPIAPの赤ちゃんの約3分の2が1歳までに経口耐性(アレルギーの「卒業」)を獲得したと報告されています。家族のアレルギー歴がある場合や複数の食物にアレルギーがある場合は、耐性獲得が遅れる傾向があります。ただしこれは後ろ向き研究1件のデータです。

結論の向き
おおむね支持される
根拠の確実性(GRADE簡易)
とても低い

単一施設の後ろ向きコホート研究1件。選択バイアス・情報バイアスの可能性があり、中国単施設のデータで一般化には注意が必要。FPIAPの予後研究全体としてはまだ限られている。

エビデンス・マップ
支持 1・中立 0・否定 0(全 1 件)
研究の質 ↓
否定
中立
支持
質:高い
質:中
質:低い

● は研究1件。上の段ほど質の高い研究です。色は支持効果なし・中立否定を表します。

この疑問を支える研究(質の高い順)

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思春期の腸内細菌(マイクロバイオーム)は、心臓や代謝の健康と関係する?

まだ研究が少なく、はっきりした結論は出ていません。今後の研究で変わる可能性があります。詳しくは各研究をご覧ください。

根拠はまだ不十分

子どものアレルギー疾患(アトピー・喘息・食物アレルギー)は、神経発達と関係する?

日本の大規模コホート研究(約8万8000人)では、アトピー性皮膚炎・喘息・食物アレルギーといったアレルギー疾患と、生後1〜3年の神経発達マイルストーン(言語・運動・問題解決など)との間に有意な関連は見られませんでした。ただし研究1件に基づく観察研究であり、今後の研究による確認が必要です。

支持されない

子どもの肉・魚・卵・乳製品(動物性食品)の摂取量は、世界的にどのくらい?

世界185か国の調査では、子どもの動物性食品(肉・魚・乳製品・卵)の平均摂取量は1日約1.9サービングで、推奨の3サービングに届いていないことが報告されています。地域・都市化・親の教育水準による格差も大きく、特にサハラ以南のアフリカでは改善が進んでいません。摂取量の記述的なデータであり、発育への因果関係はこの研究では検討されていません。

根拠はまだ不十分

神経発達の遅れがある子どもは、回避・制限性食物摂取症(ARFID)になりやすい?

乳幼児期に神経発達の問題があった子どもは、4〜7歳ごろに食事の回避や極端な偏食(ARFID)になりやすい傾向が、日本のコホート研究で示されています。ただしコホート研究1件の報告であり、関連であって因果関係の証明ではありません。

おおむね支持される

自閉スペクトラム症の子どもの食事の問題(偏食・食事行動)は、栄養や親のストレスと関係する?

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おおむね支持される