出生前オピオイド曝露と子どもの神経発達障害:ベイズ中間分析
Prenatal Exposure to Opioids and Neurodevelopmental Disorders in Children: A Bayesian Mediation Analysis.
どんな研究?
01 — Summary米国ロードアイランド州の2008〜2018年のメディケイドデータ11,176件を使ったコホート研究で、妊娠中の処方オピオイド(鎮痛剤)曝露と子どもの神経発達障害(ASD・ADHDなど)との関連を調べました。妊娠いずれの時期のオピオイド曝露も、神経発達障害の診断が早まることと関連しており、この関連の約17〜56%は早産・奇形・新生児合併症などを通じて媒介されていました。妊娠後期の曝露ほど媒介割合が高い傾向がありました。
要点
02 — Key points- 01妊娠中の処方オピオイド曝露は子どもの神経発達障害の診断が早まることと関連していた
- 02この関連の一部(17〜56%)は早産・奇形・新生児合併症などを通じて媒介されていた
- 03妊娠後期の曝露ほど媒介の割合が高く、妊娠末期の曝露が特に影響する可能性がある
観察研究であり、関連であって因果関係ではありません。メディケイドの請求データによる後ろ向き研究であり、処方薬の実際の服用状況は確認できません。社会経済的背景などの交絡が残存する可能性があります。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 後ろ向きコホート研究(行政データ)
- エビデンス強度
- コホート研究
- 掲載誌
- American Journal of Epidemiology
- 発表年
- 2024
- DOI
- 10.1093/aje/kwad183
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related妊娠中のトピラメート(抗てんかん薬)曝露と子どもの神経発達障害リスク:システマティックレビュー
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妊娠中のオピオイド曝露と子どもの長期的な神経発達障害:全国コホート研究
韓国の国民健康保険データベースを使い、2011〜2014年に生まれた全出生児を対象に、妊娠中の母親のオピオイド(麻薬性鎮痛薬)使用と子どもの長期的(最大13年間)な神経発達障害(ADHD・自閉スペクトラム症など)のリスクとの関連を調べた大規模後ろ向きコホート研究です。既存の研究よりも長い追跡期間と、母親の基礎疾患の影響を調整したうえでの検討が特徴です。
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