妊娠中の微量元素・有害金属への暴露と胎児・乳幼児の発育との関連:システマティックレビュー
Association of maternal exposure to trace elements and toxic metals with repeated measurements of foetal and early-childhood growth: a systematic review.
どんな研究?
01 — Summary妊娠中の母親が鉛・カドミウム・水銀などの有害金属にさらされると、子どもの成長が阻害される傾向があることが24の研究を統合した系統的レビューで示されました。一方、亜鉛・カルシウム・銅などの必須微量元素は子どもの成長に良い影響を与える可能性があります。縦断的な成長軌跡に着目した研究は少なく、今後のさらなる研究が必要です。
要点
02 — Key points- 01鉛・カドミウム・水銀などへの暴露は子どもの成長パラメータに悪影響を与える傾向がある
- 02亜鉛・カルシウム・銅など必須微量元素は成長に良い影響の可能性
- 03バナジウム・クロム・マンガンの高濃度暴露も成長阻害と関連
研究間の暴露評価・アウトカム測定の方法が異なり比較が難しい。縦断的成長軌跡を評価した研究は少なく、単時点の測定が多い。観察研究のメタ分析であり因果関係は言えない。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- システマティックレビュー
- エビデンス強度
- メタアナリシス
- 掲載誌
- Occupational and Environmental Medicine
- 発表年
- 2025
- DOI
- 10.1136/oemed-2025-110158
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related妊娠中の鉛曝露と乳幼児期の成長・体格指標の関連:英国ALSPACコホート研究
妊娠中に血液中の鉛濃度が高い場合、生まれた子どもの体格(身長・体重・BMI)への影響を英国の大規模コホート研究(ALSPAC)で調べました。4,140人の妊婦と574組の母子を4〜61か月にわたって追跡した結果、鉛曝露と子どもの身長・体重・BMIとのあいだに一貫した関連は見られませんでした。女の子の頭囲にごく弱い関連が一部の時点で見られましたが、全体としては明確な影響は認められませんでした。
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