コホート研究

妊娠中の飲酒と抑うつ症状が子どもの毛髪コルチゾール(ストレスホルモン)に与える影響

Association of prenatal alcohol exposure and prenatal depressive symptoms with offspring hair cortisol in childhood and adolescence

どんな研究?

01 — Summary

妊娠中にアルコールを摂取した母親の子ども(n=94)を小学生(平均7.7歳)と思春期初期(平均13.3歳)に追跡し、ストレスの指標である毛髪コルチゾール濃度を測定しました。高い胎内アルコール曝露(糞便中の代謝産物で確認)のグループでは、小学生時点でコルチゾール濃度が有意に低い傾向がありました。これはHPA軸(ストレス反応を制御する仕組み)への影響を示唆しますが、思春期では差が縮まりました。妊娠中の抑うつ症状との関連は認められませんでした。

要点

02 — Key points
  • 01高い胎内アルコール曝露の子どもでは小学生時点の毛髪コルチゾールが有意に低い傾向
  • 02思春期では曝露群と非曝露群のコルチゾール差が縮まった
  • 03妊娠中の抑うつ症状はコルチゾールとの有意な関連が見られなかった
読むときの注意 / Limitations

観察研究のため因果関係は示せない。サンプル数94件と非常に小規模。アルコール曝露量の確認は一部のみ(代謝産物)。コルチゾールの低下がどのような健康影響をもたらすかは不明。

この研究の確からしさ

03 — Evidence
コホート研究多くの人を追跡する観察研究。因果関係の証明は限定的。

書誌情報

04 — Reference
研究デザイン
前向きコホート研究
エビデンス強度
コホート研究
掲載誌
BMC Psychiatry
発表年
2025
DOI
10.1186/s12888-025-07559-9
出典
OpenAlex

この研究が関わる疑問

05 — Questions

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