乳幼児期における植物性飲料(牛乳代替品)の健康影響:乳児期・小児期・青年期のレビュー
Plant-Based Drinks as an Alternative to Cow's Milk in Early Life: Health Effects in Infancy, Childhood, and Adolescence.
どんな研究?
01 — Summary大豆・オーツ麦・ライスミルクなどの植物性飲料を牛乳の代わりに飲む子どもが増えています。横断研究やコホート研究によると、植物性飲料を多く飲む5歳児は、身長が1杯あたり約0.2cm低く、体重も約0.1kg少ない傾向が示されました。特に2歳未満で植物性飲料のみを与えた場合の重度の栄養不良の事例報告もあります。ただし、長期的な影響を調べた研究はまだなく、因果関係は不明です。
要点
02 — Key points- 01植物性飲料を多く摂取した5歳児では、1杯増えるごとに身長が約0.2cm低く、BMIも低い傾向があった
- 02ヨウ素など牛乳に豊富な栄養素の摂取量が植物性飲料では少なくなりやすい
- 032歳未満で植物性飲料のみを与えた場合の重度の栄養不良事例が報告されている
ランダム化比較試験はなく、長期アウトカムを追った縦断研究もない。横断研究・コホート研究のため因果関係は不明。残余交絡(生活スタイルの違いなど)が結果に影響している可能性がある。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 文献レビュー(横断研究・コホート研究の総合)
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- Deutsches Ärzteblatt international
- 発表年
- 2026
- DOI
- 10.3238/arztebl.m2025.0223
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related乳児・幼児期の液体牛乳の摂取と身長の伸びとの関連:システマティックレビュー
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子どもの低身長(発育の遅れ)を減らす栄養対策の効果(システマティックレビュー)
栄養不足による子どもの発育の遅れ(低身長=スタンティング)を、生後1000日(妊娠〜2歳)までの栄養対策で改善できるかを、13件の研究をまとめて調べた研究です。栄養を補う食品や強化食品などの対策は、身長の伸びをわずかに改善し、低身長の割合を下げることと関連していました。とくに早い時期から始めるほど効果が大きい傾向がありました。
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