バーチャルリアリティ(VR)などの新しい教育ツールは、母乳育児の成功を助ける?
VRを使った教育介入では、妊娠中の授乳自己効力感や授乳技術(ラッチスコア)が改善する傾向が小規模なRCTのまとめで報告されています。一方、産後の完全母乳育児率や産後の自己効力感への効果は確認されておらず、結果は一致していません。研究数・対象人数ともに限られており、現時点では確実な結論を出すのは難しい状態です。
RCTをまとめたメタアナリシス1件だが、含まれる研究が5件(344人)と少なく、GRADEでは「低〜非常に低い」とされている。中間的なアウトカム(妊娠中の自己効力感・技術)は改善傾向があるが、最重要のアウトカムである産後の完全母乳率への効果は示されていない。単一研究・研究の異質性が高い・サンプルが少ないため、確実性は低めとした。
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思春期の腸内細菌(マイクロバイオーム)は、心臓や代謝の健康と関係する?
まだ研究が少なく、はっきりした結論は出ていません。今後の研究で変わる可能性があります。詳しくは各研究をご覧ください。
子どものアレルギー疾患(アトピー・喘息・食物アレルギー)は、神経発達と関係する?
日本の大規模コホート研究(約8万8000人)では、アトピー性皮膚炎・喘息・食物アレルギーといったアレルギー疾患と、生後1〜3年の神経発達マイルストーン(言語・運動・問題解決など)との間に有意な関連は見られませんでした。ただし研究1件に基づく観察研究であり、今後の研究による確認が必要です。
子どもの肉・魚・卵・乳製品(動物性食品)の摂取量は、世界的にどのくらい?
世界185か国の調査では、子どもの動物性食品(肉・魚・乳製品・卵)の平均摂取量は1日約1.9サービングで、推奨の3サービングに届いていないことが報告されています。地域・都市化・親の教育水準による格差も大きく、特にサハラ以南のアフリカでは改善が進んでいません。摂取量の記述的なデータであり、発育への因果関係はこの研究では検討されていません。
神経発達の遅れがある子どもは、回避・制限性食物摂取症(ARFID)になりやすい?
乳幼児期に神経発達の問題があった子どもは、4〜7歳ごろに食事の回避や極端な偏食(ARFID)になりやすい傾向が、日本のコホート研究で示されています。ただしコホート研究1件の報告であり、関連であって因果関係の証明ではありません。
自閉スペクトラム症の子どもの食事の問題(偏食・食事行動)は、栄養や親のストレスと関係する?
ASDの子どもの多くで食事の質が低く、食事中の問題行動が食事の質の低さや保護者の高いストレスと関連することが報告されています。ただし横断研究1件(トルコ・111人)に基づく観察的な知見であり、関連であって因果関係の証明ではありません。