加糖飲料と、子ども・大人の体重増加(システマティックレビュー・メタアナリシス)
Sugar-sweetened beverages and weight gain in children and adults: a systematic review and meta-analysis
どんな研究?
01 — Summary砂糖入りの飲み物(加糖飲料)と体重増加の関係を、コホート研究とランダム化比較試験をまとめて調べた研究です。観察研究では、加糖飲料が多いほど子どもの体格(BMI)が増える関連がみられました。さらに、加糖飲料を減らすランダム化比較試験では、子どもの体重の増えが抑えられ、とくに加糖飲料を別の飲み物に置き換えた場合や、太りぎみの子どもで効果がはっきりしていました。
要点
02 — Key points- 01コホート研究とランダム化比較試験をまとめたメタアナリシス
- 02観察研究で加糖飲料の多さと子のBMI増加が関連
- 03加糖飲料を減らすRCTで子の体重増加が抑えられた
- 04とくに置き換えや太りぎみの子で効果が明確
子どもを対象とした介入試験はまだ数が限られ、効果の大きさには幅があります。体重は飲み物だけでなく食事全体・運動・生活習慣で決まります。加糖飲料を控え、水やお茶を基本にすることが一つの目安です。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- システマティックレビュー・メタアナリシス(コホート研究とランダム化比較試験のまとめ)
- エビデンス強度
- メタアナリシス
- 掲載誌
- American Journal of Clinical Nutrition
- 発表年
- 2013
- DOI
- 10.3945/ajcn.113.058362
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related2歳までの飲み物のパターンと、成長・肥満(システマティックレビュー)
米国政府プロジェクトの一環として、2歳までの乳幼児で、飲み物のパターンと成長・体型・肥満との関係を調べたシステマティックレビューです。この年齢層については、結論を出せるだけの十分な研究がなく、関係があるともないとも言えない(評価不能)と整理されました。
手づかみ離乳は乳幼児期の肥満リスクに関係する?:システマティックレビュー
手づかみ離乳(赤ちゃん主導の離乳食)が、ふつうのスプーン離乳と比べて子どもの体重の増え方や肥満のなりやすさに関係するかを、これまでの研究をまとめて調べたレビューです。8件の研究(ランダム化比較試験2件と観察研究6件、合計約2,900人)を集めましたが、手づかみ離乳のほうが体重の増え方がゆるやかだとする研究もあれば、はっきりしない研究もあり、結論はそろいませんでした。どの研究も偏りのリスクが中〜高く、現時点でどちらの方法がよいとは言えないとしています。
不健康な飲食物の摂取と、子どものむし歯(システマティックレビュー)
砂糖の多い食品や飲み物など、健康によくない飲食物の摂取と、子どものむし歯との関係を、多くの研究からまとめたシステマティックレビューです。10歳以下の子どもでは、こうした不健康な飲食物の摂取がむし歯のリスクを高めることが示されました。