妊娠中の食事変化と過大児(在胎不当過大)出生の関連:前向き観察研究
Association of Dietary Change during Pregnancy with Large-for-Gestational Age Births: A Prospective Observational Study
どんな研究?
01 — Summary日本の妊婦を対象に、妊娠中の食事内容の変化と過大児(在胎期間に対して大きく生まれること)の関連を調べた前向き研究です。妊娠中に穀物・乳製品・精製糖の摂取が増えた場合に過大児のリスクが高まる傾向がみられました。妊娠中の食事の質が出生体重に影響する可能性を示しています。
要点
02 — Key points- 01妊娠中の穀物・乳製品・精製糖の摂取増加が過大児(LGA)出生リスクと関連する傾向
- 02妊娠前後の食事の変化という観点から出生体重への影響を前向きに評価
- 03過大児は将来の生活習慣病のリスク因子とされており、妊娠中の食事管理の重要性を示唆
観察研究であり因果関係は示せない。食事評価は自記式であり測定誤差の可能性がある。単施設研究であり一般化には限界がある。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 前向き観察研究
- エビデンス強度
- コホート研究
- 掲載誌
- Journal of Nutritional Science and Vitaminology
- 発表年
- 2020
- DOI
- 10.3177/jnsv.66.246
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related乳児の出生体重の予測因子:レバノン式地中海食・心理社会的要因・母体健康状態の役割
レバノンの妊婦618人を対象に、地中海食への食事パターンへの順守度と赤ちゃんの出生体重(在胎週数に対する大きさ)との関係を調べたコホート研究です。地中海食全体への遵守は、適正体重で生まれることと関連していましたが、在胎不当小(SGA)や在胎不当大(LGA)のリスクとは直接関連しませんでした。出生体重に影響したのは特定の食品(乳製品、乾燥果実、オリーブオイルなど)、妊娠中の体重増加量、血圧、睡眠の質などで、複数の要因が複合的に関与することが示されました。
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