妊娠中のトリヨードサイロニン(T3)値と妊娠高血圧・早産・出生体重との関連:個人データメタアナリシス
Association of Gestational Free and Total Triiodothyronine With Gestational Hypertension, Preeclampsia, Preterm Birth, and Birth Weight: An Individual Participant Data Meta-analysis
どんな研究?
01 — Summary妊娠中の甲状腺ホルモン(T3)と妊娠高血圧・早産・出生体重との関連を、3万3千組以上の母子データを用いた大規模メタアナリシスで調べた研究です。遊離T3はU字型の関連(低すぎても高すぎても)で妊娠高血圧や子癇前症との関連がみられ、総T3が高いと出生体重がわずかに高い傾向がありました。ただし、日常の甲状腺機能検査にT3を追加することで妊娠合併症リスクが大きく改善するとは現時点では言えないと結論づけられています。
要点
02 — Key points- 01遊離T3とU字型・J字型の関連で妊娠高血圧・子癇前症リスクが変動する傾向がみられた
- 02総T3が高いほど出生体重がわずかに高い関連があった(1SD増加あたり約12.8g)
- 03現時点では妊娠中のルーティンT3測定がリスク評価に大きく役立つとは言えない
観察研究のメタアナリシスのため因果関係は示せない(関連であり因果ではない)。コホート間で測定方法や交絡因子の調整方法が異なる。T3の基準値が国・施設によって異なるため、結果の解釈に注意が必要。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 個人データメタアナリシス(観察研究)
- エビデンス強度
- メタアナリシス
- 掲載誌
- The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism
- 発表年
- 2023
- DOI
- 10.1210/clinem/dgad631
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related妊娠中の微小粒子(PM2.5)への曝露と、早産児の出産時の合併症の関連
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