コホート研究

母親の心の病気の既往と、子どもの発達(日本のエコチル調査)

Association between maternal history of mental illness and neurodevelopment of children during the first 3 years: The Japan Environment and Children's Study

どんな研究?

01 — Summary

日本の「エコチル調査」の母子約6万4千組を対象に、母親に心の病気(精神疾患)の既往があることと、生後3年間の子どもの発達との関係を調べた研究です。母親に心の病気の既往がある子どもは、体全体を使う運動(粗大運動)や問題解決の領域で、発達の遅れがみられる割合がやや高めでした。母親の心の健康への支援が、子どもの育ちを支えるうえでも大切なことを示しています。

要点

02 — Key points
  • 01日本のエコチル調査・母子約6万4千組を分析した大規模コホート研究
  • 02母親に心の病気の既往があると、子の発達の遅れがやや高め
  • 03とくに粗大運動・問題解決の領域で関連がみられた
  • 04母親の心の健康を支えることの大切さを示す
読むときの注意 / Limitations

観察研究のため、母親の心の病気が子どもの発達の遅れを直接引き起こすとは言えません。遺伝や子育ての環境、経済的な要因など、親子で共有する要因も関わります。差は小さく、多くの子は順調に育ちます。心の不調は誰にでも起こりうるもので、支援につながることが大切です。

この研究の確からしさ

03 — Evidence
コホート研究多くの人を追跡する観察研究。因果関係の証明は限定的。

書誌情報

04 — Reference
研究デザイン
前向きコホート研究
エビデンス強度
コホート研究
掲載誌
Psychiatry and Clinical Neurosciences Reports
発表年
2025
DOI
10.1002/pcn5.70073
出典
OpenAlex

この研究が関わる疑問

05 — Questions

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