妊娠中の母親のイソフラボン摂取と子どものアレルギー性鼻結膜炎との関連:日本環境と子どもの研究
Association Between Maternal Dietary Isoflavone Intake During Pregnancy and Childhood Allergic Rhinoconjunctivitis: The Japan Environment and Children's Study.
どんな研究?
01 — Summary日本の大規模出生コホート(78,549組)で、妊娠中の母親のイソフラボン(大豆製品に多い成分)摂取量と、子どもの3歳時点でのアレルギー性鼻結膜炎(目と鼻のアレルギー)との関連を調べました。全体では有意な関連は見られませんでしたが、女の子に限った分析では、母親のイソフラボン摂取量が多いほど、アレルギー性鼻結膜炎の診断リスクがやや高い傾向が見られました。
要点
02 — Key points- 01妊娠中のイソフラボン摂取と子どものアレルギー性鼻結膜炎の関連は全体では有意でなかった
- 02女の子に限定すると、母親のイソフラボン摂取量が多い群でアレルギー性鼻結膜炎リスクが1.17〜1.24倍高い傾向
- 03性別により影響が異なる可能性があり、至適なイソフラボン摂取量の検討が必要
観察研究であり因果関係ではない。アレルギー診断は保護者報告。イソフラボン摂取量は食事調査票による推計。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- コホート研究
- エビデンス強度
- コホート研究
- 掲載誌
- Nutrients
- 発表年
- 2025
- DOI
- 10.3390/nu17050769
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related妊娠中の大豆イソフラボンの摂取と、子どもの食物アレルギーとの関係(エコチル調査)
大豆に含まれるイソフラボンの妊娠中の摂取と、子どもの食物アレルギーとの関係を、日本のエコチル調査の約8万6千組の親子で調べました。イソフラボンの摂取量を4段階に分けて比べ、食物アレルギーとの関連を検討しています。
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帝王切開での抗菌薬を使う時間と、子どものぜんそく・湿疹・鼻炎のリスク(自然実験)
帝王切開のときに母親へ抗菌薬を投与する時間(赤ちゃんを取り出す前か、へその緒を切った後か)の違いで、子どもの5歳時点のぜんそく・湿疹・アレルギー性鼻炎に差が出るかを、英国の出生コホート約3,000人で調べた研究です。投与の時間による差はみられず、出産前に抗菌薬を受けた群でこれらのアレルギーのリスクが高まる証拠はありませんでした。