妊娠後期の母親のビタミンA値と新生児の体格指数(ポンデラル指数)の閾値効果
Threshold Effects of Third-Trimester Maternal Vitamin A on Neonatal Ponderal Index.
どんな研究?
01 — Summary妊娠後期の母親のビタミンA濃度と赤ちゃんの体格(ポンデラル指数)の関係は逆U字型で、0.65〜1.65μmol/Lの適切な範囲で最も体格が良く、多すぎても少なすぎても赤ちゃんの成長が低下する傾向がありました。ルーティンでの一律なビタミンAサプリよりも個別のモニタリングが重要かもしれません。
要点
02 — Key points- 01ビタミンA 0.65〜1.65μmol/Lの範囲が新生児の体格に最も良好と示された
- 021.65μmol/L超では体格指数が逆に低下した(過剰の負の影響)
- 03ビタミンE補充は独立して出生体重を約401g増加させた
単施設・中国の442組の観察研究であり、対象が限定的。横断的な測定であり因果関係は示せない。ビタミンA摂取量ではなく血中濃度の測定であるため、サプリメントの影響とは異なる。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 横断研究(後ろ向きコホートデータ)
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- Food Science & Nutrition
- 発表年
- 2025
- DOI
- 10.1002/fsn3.70462
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related妊娠中のビタミンE補充が母子のビタミンE栄養状態に与える効果:RCTのシステマティックレビューとメタアナリシス
妊娠中にビタミンEのサプリメントを飲むと、お母さんの血中ビタミンE濃度は大きく上がりますが、生まれた赤ちゃんの出生体重や在胎週数には明確な改善がみられませんでした。6件のRCT(計3,823人)をまとめた結果、母体ビタミンE値の上昇は確認できたものの、新生児アウトカムへの臨床的な利益は一貫して示されていません。現時点では妊娠中のビタミンE補充を日常的に推奨する根拠は十分ではありません。
妊娠中のビタミンA摂取・状態と鉄状態・貧血・出産結果の関係(南アフリカ)
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