妊娠中のビタミンE補充が母子のビタミンE栄養状態に与える効果:RCTのシステマティックレビューとメタアナリシス
Efficacy of Vitamin E Supplementation During Pregnancy on the Vitamin E Nutritional Status of the Mother–Child Dyad: A Systematic Review and Meta‐Analysis of Randomized Controlled Trial
どんな研究?
01 — Summary妊娠中にビタミンEのサプリメントを飲むと、お母さんの血中ビタミンE濃度は大きく上がりますが、生まれた赤ちゃんの出生体重や在胎週数には明確な改善がみられませんでした。6件のRCT(計3,823人)をまとめた結果、母体ビタミンE値の上昇は確認できたものの、新生児アウトカムへの臨床的な利益は一貫して示されていません。現時点では妊娠中のビタミンE補充を日常的に推奨する根拠は十分ではありません。
要点
02 — Key points- 01妊娠中のビタミンE補充でお母さんの血中ビタミンE濃度は有意に上昇した
- 02出生体重(差:-0.02g)や在胎週数(差:0.04週)には統計的に有意な改善は認められなかった
- 03エビデンスの確実性は低〜中程度で、研究間の異質性も高い
含まれたRCTは6件と少なく、研究間の異質性が非常に高い(I²=99%)ため、統合結果の解釈に注意が必要。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- システマティックレビュー・メタアナリシス(RCTのまとめ)
- エビデンス強度
- メタアナリシス
- 掲載誌
- Food Science & Nutrition
- 発表年
- 2026
- DOI
- 10.1002/fsn3.71677
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related妊娠後期の母親のビタミンA値と新生児の体格指数(ポンデラル指数)の閾値効果
妊娠後期の母親のビタミンA濃度と赤ちゃんの体格(ポンデラル指数)の関係は逆U字型で、0.65〜1.65μmol/Lの適切な範囲で最も体格が良く、多すぎても少なすぎても赤ちゃんの成長が低下する傾向がありました。ルーティンでの一律なビタミンAサプリよりも個別のモニタリングが重要かもしれません。
妊娠糖尿病に対するメトホルミン使用と新生児の低出生体重リスク:システマティックレビューとメタアナリシス
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