5歳未満の子どもの発育不良(スタンティング)とスポーツ関連要因:中国全国横断研究
Sports-related factors and stunting in children under 5 years old: a cross-sectional study across 471 counties in 31 provincial regions of China
どんな研究?
01 — Summary中国全国471の県から約5,000人の5歳未満の子どもを対象にした横断研究で、家庭のスポーツ関連支出が多いこと・毎日60分以上の身体活動・長期的なスポーツ参加(3か月超)がスタンティング(発育不良)リスクの低下と関係していました。スクリーン時間や睡眠時間との関連は有意ではありませんでした。
要点
02 — Key points- 01家庭のスポーツ関連支出が多いほど、発育不良(スタンティング)リスクが低い傾向があった(OR 0.73)
- 02毎日60分未満の身体活動の子どもは60分以上の子どもより発育不良リスクが高かった
- 03男の子は女の子より発育不良リスクが高く(OR 1.54)、地域差も大きかった
横断研究のため因果関係は不明。中国の文脈での結果であり、他の国・地域への一般化には注意が必要。家庭のスポーツ支出は社会経済状況を反映している可能性がある(交絡)。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 横断研究
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- BMC Public Health
- 発表年
- 2025
- DOI
- 10.1186/s12889-025-23530-5
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related栄養、活発な遊び、養育者の心理教育的指導が乳幼児期の発育不良(スタンティング)予防行動を予測する
インドネシアの農村部・都市部の24〜59か月の子どもを持つ養育者300人を対象に、栄養習慣・活発な遊び・心理教育的指導が発育不良予防行動を予測するかを調べました。栄養習慣が最も強い予測因子であり、次いで養育者への心理教育的指導、活発な遊びの順でした。この3要素を合わせたモデルで発育不良予防行動の分散の55%を説明しました。
発育不良(スタンティング)の幼児における栄養状態と身体活動の交互作用が運動発達に与える影響
インドネシアの発育不良(身長が低い)の24〜59か月の子ども120人を対象に、栄養状態と身体活動の両方が運動発達に関係するかを横断的に調べました。栄養状態・身体活動ともに運動発達と有意な関連があり、重度の発育不良かつ低身体活動の子どもでは運動発達の遅れのリスクが最も高い傾向がありました(調整オッズ比6.25)。
ダウン症候群の子どもと青少年における身体活動の社会生態学的要因:混合研究法によるシステマティックレビュー
ダウン症候群のある子どもと青少年の身体活動に関与する要因を、個人・家族・コミュニティ・政策の4つのレベルで分析したシステマティックレビューです。個人レベルでは身体的・認知的能力、家族レベルでは過保護な養育スタイルや家族の競合する責任、コミュニティレベルでは仲間のサポートやプログラムの存在が重要な要因として特定されました。政策面での支援不足も身体活動の障壁となる傾向があります。