健常な赤ちゃんにおけるおしり歩き(ボトムシャフリング)の発生に関わる環境因子の検討
Potential environmental factors influencing the occurrence of bottom shuffling in ordinary infants
どんな研究?
01 — Summary発達障害のない一般の赤ちゃんで起こることがある「おしり歩き(四つばいをせずにおしりで移動する)」について、保育園の保護者241人へのアンケートで発生状況と関連因子を調べました。おしり歩きをした子どもは柔らかい寝具(布団・ベッド)での生活や、うつ伏せ経験の少なさと関連する傾向がみられました。一方、親が意識的にうつ伏せの機会(タミータイム)を増やすことで、おしり歩きを減らせる可能性が示唆されました。
要点
02 — Key points- 01おしり歩きは発達障害のない赤ちゃんでも起こりうる運動発達のバリエーション
- 02柔らかい寝具環境やうつ伏せ経験の少なさとの関連が示された
- 03親が意図的にうつ伏せの機会を増やすことで発生が減る可能性がある
アンケートに基づく小規模な横断研究(241人)であり、因果関係は確認できません。保護者の主観的な報告に依存しており、測定精度に限界があります。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 横断研究(質問票調査)
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- Pediatrics International
- 発表年
- 2026
- DOI
- 10.1111/ped.70304
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Relatedタミータイムの頻度と生後3〜6か月の赤ちゃんの目と手の協調発達との関係
インドネシアの地域保健センター(Posyandu)に通う生後3〜6か月の乳児34人を対象に、うつ伏せ(タミータイム)の頻度と目と手の協調発達の関係を横断的に調べた研究です。タミータイムの頻度が高いほど目と手の協調スコアが有意に高く、中程度の正の相関(rs=0.569)が認められました。
うつぶせ遊びの時間や授乳の仕方は、生後12か月の運動発達と関係する?(小規模な追跡研究)
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ウェアラブルセンサーで測定した乳児期の自発的な脚の動きは、その後の脳性麻痺リスクを識別する
脳への周産期損傷がある乳児54人を対象に、足首に装着したウェアラブルセンサーで生後1〜4か月の脚の動きを毎日記録しました。その後に脳性麻痺(CP)のリスクが高いと判定された乳児は、リスクが低い乳児より脚を動かす回数が少なく、動きの持続時間も短い傾向がありました。センサーで計測した脚の動きが、脳性麻痺の早期発見の手がかりになる可能性があります。