COVID-19パンデミック前後の小児インフルエンザ入院の疫学と重症度:カナダIMPACTサーベイランス研究
Epidemiology and severity of pediatric influenza hospitalizations before and during the COVID-19 pandemic: a surveillance study of the Canadian immunization monitoring program (IMPACT), 2012-2023.
どんな研究?
01 — Summaryカナダの12施設で2012〜2023年に小児インフルエンザで入院した子どもを対象にしたサーベイランス研究です。コロナ禍でインフルエンザの流行パターンが大きく変化し、パンデミック中は入院数が激減しましたが、その後の流行では重症化する子どもの割合に変化が見られました。季節性・年齢分布・重症化の傾向が記述されています。
要点
02 — Key points- 01COVID-19パンデミック中はインフルエンザの小児入院が激減し、流行のシーズン性が大きく変化した
- 02パンデミック後の流行では年齢分布や重症化パターンに変化が観察された
- 0312施設・12年間にわたる国家的サーベイランスデータに基づく記述疫学研究
記述的サーベイランス研究であり因果関係の検討ではない。入院した重症例が対象であり、軽症例や外来受診のみの症例は含まれない。施設間の診療方針の差異が結果に影響する可能性がある。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 前向きサーベイランス研究
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- The Lancet Regional Health - Americas
- 発表年
- 2026
- DOI
- 10.1016/j.lana.2026.101525
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related乳幼児における5種混合ワクチン(DTaP-IPV//PRP-T)の百日咳に対する有効性:中国・浙江省でのレトロスペクティブコホート研究
中国・浙江省で2017〜2019年に生まれた約130万人の乳幼児を対象に、5種混合ワクチン(DTaP-IPV//PRP-T)の百日咳予防効果を調べました。3回接種を完了した場合の予防効果は約91%と非常に高く、2回接種でも約89%の効果が確認されました。ワクチンのスケジュールをしっかり完了することが、百日咳から赤ちゃんを守るうえで大切だという結果です。
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妊娠中の金属・微量元素曝露と子どもの溶連菌感染の関連:日本の大規模コホート研究
妊娠中の母親の血中セレン濃度が高いほど、子ども(3〜4歳)の溶連菌感染のリスクが低い傾向があることが、日本の約7万4千組の母子データで示されました。水銀でも同様の逆相関が見られました。セレンが子どもの免疫を助ける可能性が示唆されますが、関連の観察であり因果は不明です。