子ども期から成人期にかけての果糖含有食品・飲料の摂取と高血圧リスク:前向きコホート研究
Consumption of Fructose-Containing Food and Beverage Sources in Childhood Through to Adulthood and Risk of Hypertension: A Prospective Cohort Study.
どんな研究?
01 — Summary米国の子ども・青少年2万5千人以上を最長25年追跡したコホート研究で、砂糖入り飲料(加糖飲料・フルーツジュース)の摂取量と将来の高血圧発症リスクの関係を調べました。加糖飲料を1日2回以上摂取した人は週3回未満の人と比べて高血圧リスクが約52%高く、フルーツジュースの多飲も35%高いリスクと関連していました。一方で、果物そのものの摂取は高血圧リスクと関連しませんでした。加糖飲料を牛乳・水・果物に置き換えると、リスクが9〜22%低下する可能性が示されました。
要点
02 — Key points- 01子ども期からの砂糖入り飲料(ジュース含む)の多飲は、成人後の高血圧リスク上昇と関連していた
- 02果物そのものの摂取は高血圧リスクと関連しておらず、液体の形での果糖摂取が問題となる可能性がある
- 03加糖飲料を牛乳・水・果物に置き換えることで、高血圧リスクを9〜22%下げられる可能性が示された
観察研究のため因果関係は示せず、関連にとどまる。食事は自己申告の食物摂取頻度調査で評価されており、測定誤差が生じやすい。高血圧も自己申告であり、過小申告の可能性がある。追跡中の脱落バイアスも考えられる。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 前向きコホート研究(25年追跡)
- エビデンス強度
- コホート研究
- 掲載誌
- Circulation
- 発表年
- 2026
- DOI
- 10.1161/circulationaha.125.077666
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related加糖飲料と、子ども・大人の体重増加(システマティックレビュー・メタアナリシス)
砂糖入りの飲み物(加糖飲料)と体重増加の関係を、コホート研究とランダム化比較試験をまとめて調べた研究です。観察研究では、加糖飲料が多いほど子どもの体格(BMI)が増える関連がみられました。さらに、加糖飲料を減らすランダム化比較試験では、子どもの体重の増えが抑えられ、とくに加糖飲料を別の飲み物に置き換えた場合や、太りぎみの子どもで効果がはっきりしていました。
不健康な飲食物の摂取と、子どものむし歯(システマティックレビュー)
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小学3年生における加糖飲料摂取に影響する要因と経路:北京市の横断調査
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