就学前児童(5〜6歳)の下肢爆発力に対する武術プログラムの効果:クラスターランダム化比較試験
Effects of Wushu Programs on Lower-Limb Explosive Power in Preschool Children Aged 5–6 Years: A Cluster-Randomized Controlled Trial
どんな研究?
01 — Summary5〜6歳の子ども約200人を対象に、週3回の武術(ウーシュー)プログラムが下肢の力(ジャンプや走る動き)に与える影響をランダム化比較試験で調べました。4週間および10週間のプログラムいずれも、自由遊びと比べて立ち幅跳びの成績が有意に向上しました。特に10週間のプログラムでは、連続ジャンプや素早い方向転換の動きも改善されました。武術のような構造化された運動プログラムが、幼児の下肢の運動能力を高める可能性が示されています。
要点
02 — Key points- 014週間・10週間の武術プログラムともに、就学前児童の立ち幅跳び(下肢爆発力)を有意に向上させた
- 0210週間プログラムでは連続ジャンプや方向転換を含む動きも改善した
- 03効果は自由遊びと比較したもので、武術固有の動作パターンへの特異的適応とみられる
クラスター単位(クラス単位)の割り付けであり、個人レベルの真のランダム化ではない。サンプルサイズが中程度(各群38〜57人)で、追跡期間も短い。結果は中国の就学前施設に限られるため、他の文化・環境への一般化には注意が必要。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- クラスターランダム化比較試験
- エビデンス強度
- ランダム化比較試験
- 掲載誌
- Journal of Functional Morphology and Kinesiology
- 発表年
- 2026
- DOI
- 10.3390/jfmk11020222
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related幼児の心拍数・呼吸数と生活習慣・環境因子の関連:全国コホート研究
日本の大規模コホート調査で2歳児約4,800人を調べたところ、屋外で遊ぶ時間が長い子ほど安静時心拍数が低い傾向がありました(ほぼ毎日3時間以上 vs. ほとんど外遊びなし:108.2 vs. 111.7 拍/分)。心拍数・呼吸数は身長や体重とは相関しませんでした。
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中国の幼稚園児120人(3〜5歳)を対象に、WHO推奨の24時間行動ガイドライン(身体活動・スクリーンタイム・睡眠)の遵守状況と骨密度の関連を調べた研究です。ベースライン時に身体活動の基準を満たしていた子は、1年後に骨密度が不十分なリスクが約78%低い傾向がありました。スクリーンタイムと睡眠の両方の基準を満たすことも骨密度の低さと関連していました。
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