疑問 / Question

子どもの動作のぎこちなさ(発達性協調運動障害)は早めに気づいて支援できる?

生後2〜4か月の評価ツールで運動発達の遅れを早期にスクリーニングし、4歳以降の正式診断につなげる段階的アプローチが提案されています。ただしナラティブレビューであり、早期発見・介入の有効性を直接検証した大規模研究はまだ限られています。

結論の向き
おおむね支持される
根拠の確実性(GRADE簡易)
低い

観察研究や少数の研究が中心のため、確実性は低めとした。

エビデンス・マップ
支持 1・中立 0・否定 0(全 1 件)
研究の質 ↓
否定
中立
支持
質:高い
質:中
質:低い

● は研究1件。上の段ほど質の高い研究です。色は支持効果なし・中立否定を表します。

この疑問を支える研究(質の高い順)

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家庭訪問プログラムは、子どもへの虐待・ネグレクト(有害な子ども期体験)を防げる?

家庭訪問プログラムは虐待・ネグレクト予防に使われていますが、現行モデルが実際に有害な子ども期体験(ACEs)を防ぐかを直接示すエビデンスはまだ限られています。既存の13モデルを分析したレビューでは、多くが行動修正に偏り、文化的配慮や公平性の視点が不十分であることが指摘されています。研究が少なく、はっきりした結論は出ていません。

根拠はまだ不十分

運動や動物介助活動は、ASD(自閉スペクトラム症)の子どもの発達や行動に役立つ?

ASDの子どもを対象とした乗馬支援活動(EAAT)に保護者が感じる効果として、社会性・コミュニケーション・自立心・回復力の向上が報告されています。ただし保護者10名へのインタビューに基づく質的研究1件であり、因果関係の確認には今後の研究が必要です。

おおむね支持される

自閉スペクトラム症の子どもへの発達支援(介入)は、効果がある?

発達的なアウトカムへの一定の効果を示す研究は存在しますが、当事者が重視するのは発達指標の数値よりも「受け入れられること・意味ある社会参加・自律」であることも報告されています。支援の目標設定に当事者の視点を組み込む重要性が強調されており、効果の評価は何を「アウトカム」とするかによって変わります(観察研究中心)。

おおむね支持される

自閉スペクトラム症(ASD)の子どもが体育授業に参加しやすくするには、どんな工夫が役立つ?

ASDの子どもの体育授業への参加意欲は、有能感・自律性・つながり感という3つの心理的ニーズに大きく左右されるとされており、なかでも体育教師の関わり方が最も重要な要因として挙げられています。ただしこれは小規模な定性的研究(26人)の知見で、確実な結論を出せる段階ではありません。

根拠はまだ不十分

生まれ順(兄・弟/姉・妹)は、子どもの社会性の発達と関係する?

後に生まれた子ども(弟・妹)の方が向社会的行動(人を助けようとする行動)が高い傾向があり、扁桃体の体積や前頭前皮質との結合の違いとも関連するという報告があります。ただしこれは横断的なコホート研究1件の知見で、因果関係は示せません。

おおむね支持される