遊びを取り入れた水泳指導は、子どもの運動発達や自信によい?
インドネシアの6〜8歳の子ども40人を対象とした準実験研究で、遊び型水泳指導群は通常指導群より自己効力感・水の安全意識・運動スキルが有意に向上しました。ただし小規模・単施設の研究でランダム割り付けではなく、一般化には限界があります。
準実験研究1件(小規模・単施設)での知見。ランダム割り付けではなく、インドネシア単国のデータのため確実性は低い。
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子どもの運動器機能不全(しゃがめない・片脚立ちできないなど)には、何が関係する?
日本の8歳児を対象にしたコホート研究では、約3人に1人(36%)が簡単な運動動作の1つ以上を行えない「運動器機能不全」に該当し、肥満・男児であることがリスク要因として、日常的な身体活動は保護的な傾向として示されました。観察研究であり関連であって因果の証明ではありません。
股関節の発育異常(先天性股関節脱臼)は早期に発見・治療したほうがよい?
韓国の250万人以上の大規模コホートで、スクリーニング導入後に早期診断が増えたものの手術率は変わらず、手術を受けた子どもでは低身長や粗大運動の遅れが多い傾向が示されました。早期非手術的治療の可能性は示唆されますが、スクリーニング有効性の直接的な証拠は限られています。
股関節発育不全(股関節脱臼)の装具治療は、赤ちゃんの運動発達に影響する?
4件の研究をまとめたメタアナリシスで、装具治療を受けた乳幼児は歩き始めが約0.55か月、座りが約1.11か月遅れる傾向がありましたが、いずれも臨床的には小さな差です。治療しない場合の股関節変形リスクと比べれば許容範囲と評価されています。
うつ伏せの時間(タミータイム)は、赤ちゃんの運動発達によい?
ここでいううつ伏せの時間(タミータイム)とは、起きている間に、大人が見守りながら赤ちゃんをうつ伏せで遊ばせる時間のことです。眠るときの体勢の話ではありません(睡眠中は乳幼児突然死症候群を防ぐため、あおむけが安全です)。研究では、ふだんの寝かせ方・過ごし方と運動発達に中くらいの関連を示す縦断研究のレビューや横断研究があり、否定する研究は見当たりません。ただし、うつ伏せ遊びの時間を直接測った小規模な研究ではっきりした関連が出なかったものもあり、因果(うつ伏せ遊びが発達を直接よくする)とまでは言えません。質の高い研究が少なく、確実性は低めです。
赤ちゃんの運動発達(歩き始めなど)には、何が関係する?
出生体重や妊娠週数、ふだんの寝かせ方(うつぶせ遊びの時間)、生まれもった気質、生まれた季節などが、運動発達のペースと関連すると報告されています。発達の速さには大きな個人差があり、目安として理解してください。