「予防」に関する疑問
6 件の疑問が 見つかりました。
離乳食でアレルゲン(卵・ピーナッツ・ナッツなど)を早めに始めると、食物アレルギーを防げる?
卵・ピーナッツ・ナッツなどを生後早め(目安6か月前後)から無理のない範囲で始め、その後も食べ続けることは、食物アレルギーの予防に役立つと、LEAP試験などの質の高い研究で示されています。一方で開始時期と明確な関連はなかったとする研究もあります。ただし、湿疹がひどい・すでに卵アレルギーがあるなど高リスクの赤ちゃんは、自己判断で始めず必ず先に医師へ相談してください。
保湿(スキンケア)や妊娠中の除去食で、子どもの食物アレルギーを防げる?
赤ちゃんに保湿剤を塗るスキンケアだけで湿疹や食物アレルギーを予防できるとは、質の高いレビューでは言えませんでした。妊娠中にアレルゲンとなる食品を控えることの効果も、根拠は十分ではありません。これらの方法で「防げる」とは現時点で言いにくく、湿疹が出たら早めにケアするなど別の対応が大切と考えられます。
妊娠初期の葉酸は、神経管閉鎖障害(二分脊椎など)を防ぐ?
妊娠前から妊娠初期にかけての葉酸の摂取は、神経管閉鎖障害(二分脊椎や無脳症など、脳や脊髄のもとになる部分の異常)を防ぐのに役立つことがはっきりしています。これは過去のランダム化比較試験と、主食への葉酸添加で発生が減った各国のデータの両方に支えられた、予防の根拠が強いテーマです。神経管は妊娠のごく初期に作られるため、妊娠に気づく前(妊娠前〜初期)からの摂取が大切です。ただし葉酸を正しくとっても一部は起こりうるため、完全に防げるわけではありません。
外遊び・屋外で過ごす時間は、子どもの近視を防ぐ?
屋外で過ごす時間を増やすと近視になりにくくなるという無作為化試験の報告があり、予防に役立つと考えられています。ただし、すでに近視になりかけた子どもでは効果が弱く、近くを見る作業の多さも近視と関連するため、早めに屋外時間を増やすことが大切です。
生活習慣への取り組みは、子どもの肥満の予防・改善に役立つ?
子どもの空腹・満腹のサインに応じた食べさせ方や、運動・食事・行動を組み合わせた取り組みが、体重をほどよく保つ・改善することに役立つと報告されています。効果は中くらいで、家庭と環境の両面の工夫が大切です。
プロバイオティクスは、子どもの食物アレルギーの予防に役立つ?
妊娠中や乳児期のプロバイオティクス(体によいとされる菌)の摂取が、子どもの食物アレルギーのリスクをやや下げる方向と関連するという研究があります。ただし効果は大きくなく、どの菌が有効かははっきりしません。自己判断ではなく医師に相談を。