妊娠中・産後の母親のうつ症状が母子愛着形成に与える影響
Effects of maternal depressive symptomatology during pregnancy and the postpartum period on infant–mother attachment
どんな研究?
01 — Summary日本の妊婦389人を対象に、妊娠中〜産後1か月の母親のうつ症状(EPDS)と母子絆の形成の関係を追跡した研究です。母親のうつ症状のスコアと母子の絆の障害(ボンディング障害)スコアに、各時点で弱〜中程度の正の相関(r=0.14〜0.39)がみられました。気分が落ち込んでいる母親ほど、赤ちゃんとの絆に困難を感じやすい傾向がありました。
要点
02 — Key points- 01母親のうつ症状スコアが高いほど、母子の絆の障害スコアも高い傾向があった(r=0.14〜0.39)
- 02妊娠中から産後にわたって、うつ症状と絆形成の困難が連動していた
- 03産後うつには母子絆を含む包括的な評価と支援が重要
自己記入式のアンケートのみによる評価であり、うつ症状と絆の両方を主観的に測定しています。観察研究であり因果関係は不明です。相関の強さが弱〜中程度であり、他の要因の影響も大きいと考えられます。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 前向きコホート研究
- エビデンス強度
- コホート研究
- 掲載誌
- Psychiatry and Clinical Neurosciences
- 発表年
- 2014
- DOI
- 10.1111/pcn.12171
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
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