総説・その他

早産児の離乳食導入:管理・時期・健康アウトカム

Weaning and complementary feeding in preterm infants: management, timing and health outcome

どんな研究?

01 — Summary

早産児への離乳食(固形食)導入に関する現状と推奨をまとめたレビューです。正期産児向けのガイドラインは早産児にそのまま適用できず、早産児では修正月齢3か月(13週)ごろから固形食を始めるのが適切な可能性があります。グルテンは修正月齢4〜12か月の間に導入でき、アレルゲン食品の遅延導入はアレルギー予防にならないとしています。

要点

02 — Key points
  • 01早産児への固形食導入は修正月齢3か月(13週)ごろが適切な可能性があるが、根拠は限られている
  • 02グルテンは修正月齢4〜12か月の間に導入でき、早期に導入してもセリアック病の累積発症率は変わらない
  • 03アレルゲン食品の導入を4〜6か月以降に遅らせても、アレルギー予防効果はないとされている
読むときの注意 / Limitations

ナラティブレビューであり、早産児に特化した高品質なRCTは少ない。早産児は在胎週数・健康状態の個人差が大きく、結論を一律に当てはめることには注意が必要。

この研究の確からしさ

03 — Evidence
総説・その他意見や解説など。研究データそのものではない場合がある。

書誌情報

04 — Reference
研究デザイン
ナラティブレビュー
エビデンス強度
総説・その他
掲載誌
La Pediatria Medica e Chirurgica
発表年
2017
DOI
10.4081/pmc.2017.181
出典
Europe PMC

この研究が関わる疑問

05 — Questions

関連する研究

06 — Related
2021 · システマティックレビューメタアナリシス

早産児への離乳食:アレルゲン食品とグルテン導入に関する推奨のシステマティックレビュー

早産児へのアレルゲン食品(卵・ピーナッツなど)やグルテンの導入に関する既存の文献をシステマティックレビューにより評価しました。早産児の早期アレルゲン導入の至適タイミングや方法に関するエビデンスはまだ不十分で、修正月齢か実際の月齢かなど基準も統一されていません。早産児については、正期産児と同様のガイドラインを適用できるかどうか不明です。

2026 · 横断研究(断面研究)観察研究

生後6〜23か月の子どもを持つ母親の補完食の実践と関連要因:エチオピア・デブレベルハン市

エチオピアのデブレベルハン市で、6〜23か月の子どもを持つ母親を対象に補完食(離乳食)の実践状況を調べた断面研究です。WHO推奨に沿った適切な補完食を実践できていた母親は43.7%にとどまり、産後ケアへの参加・施設分娩・子どもへの予防接種を受けた母親で適切な実践の割合が高い傾向がありました。

2014 · 文献レビュー総説・その他

母乳育児中の乳児における食品ベースの離乳食戦略

母乳育児中の乳児の離乳食として、肉や鉄強化食品など食品の種類が鉄・亜鉛摂取量や成長に与える影響をまとめたレビューです。少量の肉や鉄強化シリアルを定期的に与えることで亜鉛の必要量は概ね満たせる可能性がある一方、鉄欠乏の予防には肉も強化シリアルも十分ではない場合があることが示されました。また、離乳食の質を高めても低身長への効果は限定的で、発育不良の原因は複合的であることが指摘されています。