赤ちゃん思いの病院で母乳育児した正期産新生児における過度の体重減少の関連要因:後ろ向きコホート研究
Determinants of excessive weight loss in breastfed full-term newborns at a baby-friendly hospital: a retrospective cohort study
どんな研究?
01 — Summary日本の産院で母乳育児を行った正期産新生児399人を対象に、生後の体重減少が10%以上となる「過度の体重減少」に関わる要因を調べました。その結果、母親の高齢、初産、帝王切開分娩(予定帝王切開)が過度の体重減少と関係していることが示されました。過度の体重減少は黄疸や脱水などのリスクとなるため、これらの要因を持つ赤ちゃんは入院中に注意深い観察が重要とされています。
要点
02 — Key points- 01体重減少10%以上の「過度の体重減少」は対象児の41%で起きていた
- 02母親の高齢(1歳あたりOR 1.07)、初産(OR 2.72)、予定帝王切開(OR 2.00)が関連していた
- 03これらの要因を持つ母子では早期の人工乳補充も選択肢として検討されるとされている
後ろ向き研究であり因果関係は示せない。日本の単施設(三次周産期センター)のデータで一般化に限界がある。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 後ろ向きコホート研究
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- International Breastfeeding Journal
- 発表年
- 2020
- DOI
- 10.1186/s13006-020-00263-2
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related早産・低出生体重児の在宅ケアを支援する介入:親・家族・養育者へのシステマティックレビューとメタアナリシス
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帝王切開で生まれることと、子どものおなか(消化管)の健康:システマティックレビュー
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長期にわたる完全母乳育児を推進した大規模ランダム化比較試験(PROBIT試験)のデータを用いて、母乳育児促進が子どもの成長に与える効果を分析した研究です。介入群の乳児は母乳を多く飲み、水分・果汁などの摂取が減ったことでカロリー密度の高い食事になり、体重増加が乳児期から青年期まで持続しました。この研究では、体重増加の主な要因はカロリー摂取量の増加であり、感染症の減少による寄与は小さいと結論づけています。