日本の超低出生体重児の神経発達転帰:NICUフォローアップの重要性
Neurodevelopmental outcomes of very low birth weight infants in the Neonatal Research Network of Japan: importance of neonatal intensive care unit graduate follow-up
どんな研究?
01 — Summary日本の新生児研究ネットワーク(NRNJ)のデータベースを用いて、出生体重1,500g以下の超低出生体重児(VLBW児)約40,000名の3歳時の転帰を分析した研究。脳性麻痺が7.1%、認知スコア低下(DQ<70)が15.9%にみられ、神経発達障害(NDI)全体では19.1%の乳児に確認された。フォローアップが不完全な場合、転帰の過小評価につながることも示されている。
要点
02 — Key points- 01VLBW児(出生体重≤1,500g)の約19%が3歳時点で中等度〜重度の神経発達障害(NDI)を持つ
- 02脳性麻痺7.1%、認知スコアDQ<70が15.9%
- 03フォローアップデータが収集できた乳児は出生体重・在胎週数が低い傾向があり、追跡漏れによるバイアスに注意が必要
フォローアップが生存者の49%にとどまり、追跡できなかった乳児は出生体重・在胎週数が高い傾向があった。これにより実際の転帰が過大評価されている可能性がある。観察研究であり因果関係は示せない。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 後ろ向きコホート研究(レジストリデータ)
- エビデンス強度
- コホート研究
- 掲載誌
- Clinical and Experimental Pediatrics
- 発表年
- 2020
- DOI
- 10.3345/cep.2020.01312
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related低・中所得国における早産児の長期神経発達アウトカム有病率:72,974人のメタアナリシス
低・中所得国12か国の47データセット(72,974人の早産児)をまとめたメタアナリシスで、何らかの神経発達障害の推定有病率は16%、脳性麻痺は5%でした。発達遅延(各領域)の有病率は8〜13%であり、在胎週数と出生体重が低いほど有病率が高くなりました。
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