コホート研究

乳幼児期の動物との接触と、子どもの湿疹・ぜんそく・アレルギー性鼻結膜炎(デンマークの大規模出生コホート)

The influence of early-life animal exposure on the risk of childhood atopic dermatitis, asthma and allergic rhinoconjunctivitis: findings from the Danish National Birth Cohort.

どんな研究?

01 — Summary

デンマークの子ども約8万4千人を13歳まで追って、乳幼児期に犬・猫・鳥などの動物と接することが、湿疹(アトピー性皮膚炎)・ぜんそく・アレルギー性鼻結膜炎と関係するかを調べた研究です。全体として関連は弱く、犬との接触はわずかに湿疹やぜんそくが少ない傾向、一方で生まれる前の家の中の鳥との接触はぜんそくがやや多い傾向がみられました。関連の強さは、動物の種類や接触のしかた、親にアレルギーがあるかどうか、接触の時期によって変わっていました。

要点

02 — Key points
  • 01デンマークの子ども約8万4千人を13歳まで追った大規模な観察研究
  • 02動物との接触と各アレルギーの関連は全体として弱かった
  • 03犬との接触は湿疹・ぜんそくがわずかに少ない傾向(犬でハザード比0.81・0.88)
  • 04生まれる前の家の中の鳥との接触はぜんそくがやや多い傾向
  • 05関連は動物の種類・接触のしかた・親のアレルギー・時期で変わった
読むときの注意 / Limitations

観察研究のため、動物との接触が原因でアレルギーが増減したと断定はできません(関連であり因果ではない)。動物を飼うかどうかは家庭の事情とも結びつくため、別の要因が影響している可能性があります。デンマークの子どもが対象で、日本にそのまま当てはまるとは限りません。

この研究の確からしさ

03 — Evidence
コホート研究多くの人を追跡する観察研究。因果関係の証明は限定的。

書誌情報

04 — Reference
研究デザイン
出生コホート研究
エビデンス強度
コホート研究
掲載誌
International Journal of Epidemiology
発表年
2023
DOI
10.1093/ije/dyad040
出典
Europe PMC

この研究が関わる疑問

05 — Questions

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06 — Related
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