幼少期からずっと猫を飼うことと、ぜんそく(プエルトリコの子ども・若者の追跡研究)
Persistent cat ownership and asthma in a longitudinal study of Puerto Rican youth.
どんな研究?
01 — Summaryプエルトリコの子ども・若者384人を平均5年ほど追い、幼少期から学齢期までずっと猫または犬を飼っていることが、ぜんそくやアレルギー反応と関係するかを調べた研究です。家庭の収入や家族のアレルギー歴などを考慮しても、ずっと猫を飼っていた子はぜんそくが少ない傾向がみられました(オッズが約7割低い)。一方で、ずっと犬を飼っていることはぜんそくやアレルギー反応とはっきりした関連はありませんでした。
要点
02 — Key points- 01プエルトリコの子ども・若者384人を平均約5年追った観察研究
- 02幼少期からずっと猫を飼う子はぜんそくが少ない傾向(オッズ比0.32)
- 03猫を飼うこととアレルギー反応(感作)には関連がみられなかった
- 04ずっと犬を飼うことはぜんそく・アレルギー反応と明確な関連なし
観察研究のため、猫を飼うことが原因でぜんそくが減ったとは言い切れません(関連であり因果ではない)。人数が384人と多くなく、効果の幅も広めです。ぜんそくの子が猫を手放すなど、生活の事情が結果に影響している可能性もあります。プエルトリコの子どもが対象で、日本にそのまま当てはまるとは限りません。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 前向き追跡研究(縦断研究)
- エビデンス強度
- コホート研究
- 掲載誌
- Annals of Allergy, Asthma & Immunology
- 発表年
- 2024
- DOI
- 10.1016/j.anai.2024.06.021
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related乳幼児期の動物との接触と、子どもの湿疹・ぜんそく・アレルギー性鼻結膜炎(デンマークの大規模出生コホート)
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