話しかける人の多様性が2歳児の言語発達に与える影響
Impact of talker variability on language development in two-year-olds
どんな研究?
01 — Summary日本語を話す2歳児を対象に、毎日の会話でどれくらい多くの異なる人から話しかけられるかが語彙の発達と関係するかを調べた2つの調査(計225人)です。養育者以外の大人(特に小学生以上の子ども・大人)と接する機会が多い子どもほど語彙が豊かな傾向があり、日本語のみ話す家庭でもさまざまな人との会話が言語発達を後押しする可能性が示されました。
要点
02 — Key points- 01話しかける人の多様性(特に大人や年上の子どもとの会話)が語彙発達と正の関連があった
- 02この関連は言語への曝露時間や家庭環境などを調整した後も認められた
- 03養育者以外の多様な話し相手がいることが、言語発達を支える可能性を示唆している
日本語単一言語家庭の小規模研究(2つの調査でn=50・175)であり結果の一般化には限界がある。保護者の質問票報告に依存しており客観的測定ではない。観察研究であり因果関係は示せない。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 横断的観察研究
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- Journal of Child Language
- 発表年
- 2024
- DOI
- 10.1017/s0305000924000084
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related絵本の読み聞かせは、子どもの言葉の力を伸ばす?(メタアナリシス)
大人と子どもが一緒に絵本を読む「読み聞かせ」が、子どもの言葉の発達にどれくらい役立つかを、多くの研究をまとめて調べた研究です。読み聞かせには言葉の力を伸ばす効果がみられましたが、その大きさは小さめで、これまで言われていたよりも控えめでした。とくに、比較相手にも別の活動をしてもらった厳密な研究では、効果はごくわずかでした。
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