思春期の子どもの食事の血糖指数(GI)・血糖負荷(GL)と脂質異常症:メキシコ・チアパス州の研究
Glycemic Index, Glycemic Load and Dyslipidemia in Adolescents from Chiapas, Mexico.
どんな研究?
01 — Summaryメキシコの低所得地域の思春期の子ども213人を対象に、食事の血糖指数(GI)・血糖負荷(GL)と脂質異常症(血中脂質の異常)の関係を調べた研究です。高GLの食事はHDLコレステロール低値(善玉コレステロールの低下)のリスクが約2.4倍高く、女性の思春期では高GL食が中性脂肪上昇とも関連していました。高GI食と脂質異常全体との関連は見られませんでした。若い頃の高糖質食(血糖を上げやすい食事)が心血管リスクに早くから影響する可能性を示しています。
要点
02 — Key points- 01高血糖負荷(GL)の食事は思春期の子どものHDLコレステロール低値リスクを約2.4倍高める傾向があった
- 02女性の思春期では高GL食が高中性脂肪のリスクとも関連していた
- 03子ども期からの高糖質食が脂質代謝に影響する可能性がある
本研究は横断研究であり、食事と脂質異常症の因果関係は示せません。サンプルサイズが小さく(213人)、メキシコの特定地域(チアパス州)の低所得集団を対象としており、日本の子どもへの一般化には注意が必要です。また、食事摂取量は24時間思い出し法で評価されており、測定誤差の可能性があります。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 横断研究
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- Nutrients
- 発表年
- 2024
- DOI
- 10.3390/nu16101483
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related子ども時代の加糖飲料・果汁を控えると、思春期後半の代謝はどうなるか
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