コホート研究

妊娠前から育児期にかけての母親の身体活動と子どもの幼児期の身体活動との関連

Association Between Maternal Physical Activity From Pre-pregnancy to Child-rearing and Their Children's Physical Activity in Early Childhood Among Japanese.

どんな研究?

01 — Summary

日本の1,067組の母子を対象に、母親の妊娠前から産後5.5年までの身体活動量と、5.5歳時点の子どもの身体活動量との関連を調べました。母親の累積的な身体活動量が多いほど、子どもが1日60分以上活動的に過ごす割合も高くなる傾向が見られました。特に妊娠中と産後5.5年時点の母親の活動量が子どもの活動量と関連していました。

要点

02 — Key points
  • 01母親の累積的な身体活動量が多いほど子どもの幼児期の身体活動量も高い傾向
  • 02妊娠中と産後5.5年時点の母親の活動量が子どもの活動と特に関連
  • 03母親が活動的でいることが子どもの身体活動習慣形成に関わる可能性
読むときの注意 / Limitations

観察研究であり因果関係ではない。身体活動量は質問票による自己申告。単一施設の日本のデータで一般化に限界がある。

この研究の確からしさ

03 — Evidence
コホート研究多くの人を追跡する観察研究。因果関係の証明は限定的。

書誌情報

04 — Reference
研究デザイン
コホート研究
エビデンス強度
コホート研究
掲載誌
Journal of Epidemiology
発表年
2025
DOI
10.2188/jea.je20240041
出典
Europe PMC

この研究が関わる疑問

05 — Questions

関連する研究

06 — Related
2026 · 前向きコホート研究コホート研究

妊娠前・妊娠中の運動量と、幼い子どもの発達との関係(エコチル調査)

日本のエコチル調査のデータ約3万8千組の親子を使い、お母さんの妊娠前と妊娠中の運動量が、子どもの発達とどう関係するかを調べました。子どもの発達は、生後6か月から3歳まで半年ごとに、コミュニケーションや運動などの面を質問票で評価しました。

2025 · 横断研究(Webアンケート)観察研究

保育園・幼稚園外での運動・活発な遊びの頻度と3〜6歳児の情動・行動特性の関連:全国調査

全国の3〜6歳の幼児を対象とした調査で、園外での運動・活発な遊びの頻度と、子どもの情動や行動特性の関連を調べました。運動や活発な遊びをより多く行っている子どもほど、情動的・行動的に良好な特性を示す傾向がみられました。

2024 · 観察研究観察研究

妊娠中の運動と、早産のリスク

6501人の妊婦を対象に、妊娠中の運動と早産(予定より早く生まれること)のリスクとの関係を調べた研究です。早産の割合は4.38%で、妊娠中に運動していた人では早産のリスクが低い傾向が見られました(調整後のオッズ比0.74)。特に妊娠初期・中期に週2.5〜7時間の運動をしていた人で、リスクが低めでした。