屋外の大気汚染と、好ましくない出産の結果との関連(システマティックレビュー・メタアナリシス)
Exposure to ambient air pollutions and its association with adverse birth outcomes: a systematic review and meta-analysis of epidemiological studies.
どんな研究?
01 — Summary屋外の大気汚染へのさらされ方と、早産・低出生体重・死産といった好ましくない出産の結果との関係を、49件の研究からまとめたものです。大気汚染にさらされることは、これらの好ましくない結果のリスクの高まりと関連していました。
要点
02 — Key points- 0149件の研究をまとめたシステマティックレビュー・メタアナリシス
- 02大気汚染は早産・低出生体重・死産のリスクの高まりと関連
- 03世界的な公衆衛生の課題として位置づけられる
- 04これまでの研究結果のばらつきを統合して評価
観察研究をまとめたもので、因果関係を示すものではありません。汚染物質の種類やさらされ方の測り方は研究ごとに異なり、結果にはばらつきがあります。個人の対策には限界があり、社会全体での取り組みが重要です。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- システマティックレビュー・メタアナリシス
- エビデンス強度
- メタアナリシス
- 掲載誌
- Frontiers in Public Health
- 発表年
- 2024
- DOI
- 10.3389/fpubh.2024.1488028
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related妊娠中の大気中の微小粒子(PM)と、正期産での低出生体重(システマティックレビュー・メタアナリシス)
妊娠中のお母さんが大気中の微小な粒子(PM2.5・PM10などの粒子状物質)にどれくらいさらされたかと、生まれた赤ちゃんの体重との関係を、61件の研究(15か国・約3450万人の出産)からまとめたものです。粒子へのさらされ方が多いほど、十分な週数で生まれても体重が軽い(正期産低出生体重)リスクがやや高くなる関連が見られました。
妊娠とカフェインの代謝:母体と胎児の健康への影響をめぐる最新の整理(レビュー)
妊娠中のカフェイン摂取が、妊娠の経過や胎児の発育、生まれた後の子どもの健康にどう関わるかを、これまでの研究をまとめて整理したレビューです。最近のコホート研究やメタアナリシスでは、ほどほどの量であれば妊娠糖尿病や妊娠高血圧などとの明確な関連は見られない一方、摂取量が多い場合には早産や低出生体重との関連が一部の集団で報告されています。ただし、カフェインの量の測り方や研究の方法にばらつきがあり、影響の大きさや意味合いはまだはっきりしないとしています。
妊娠と妊娠の間隔(出産の間隔)と、早産(システマティックレビュー・メタアナリシス)
前の出産から次の妊娠までの間隔(妊娠間隔)と、早産との関係を、多くの研究からまとめたシステマティックレビュー・メタアナリシスです。妊娠間隔が24〜29か月のときに早産のリスクが下がることが示され、家族計画や医療の目安になりうると整理されました。間隔が短すぎる場合は早産のリスクが上がる傾向です。