妊娠中の大気中の微小粒子(PM)と、正期産での低出生体重(システマティックレビュー・メタアナリシス)
Prenatal exposure to particulate matter and term low birth weight: systematic review and meta-analysis.
どんな研究?
01 — Summary妊娠中のお母さんが大気中の微小な粒子(PM2.5・PM10などの粒子状物質)にどれくらいさらされたかと、生まれた赤ちゃんの体重との関係を、61件の研究(15か国・約3450万人の出産)からまとめたものです。粒子へのさらされ方が多いほど、十分な週数で生まれても体重が軽い(正期産低出生体重)リスクがやや高くなる関連が見られました。
要点
02 — Key points- 0115か国・約3450万人の出産、61件の研究をまとめた大規模レビュー
- 02大気中の微小粒子が多いほど、低出生体重のリスクがやや高い傾向
- 03正期産(十分な週数)で生まれた子でも関連が見られた
- 04多くの研究でバイアスのリスクは低いと評価された
観察研究をまとめたもので、大気汚染が直接体重を下げると断定はできません。さらされ方の測り方は研究によって異なります。個人でできる対策は限られ、社会全体での対策が中心になる問題です。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- システマティックレビュー・メタアナリシス
- エビデンス強度
- メタアナリシス
- 掲載誌
- Environmental Science and Pollution Research
- 発表年
- 2023
- DOI
- 10.1007/s11356-023-26831-7
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related屋外の大気汚染と、好ましくない出産の結果との関連(システマティックレビュー・メタアナリシス)
屋外の大気汚染へのさらされ方と、早産・低出生体重・死産といった好ましくない出産の結果との関係を、49件の研究からまとめたものです。大気汚染にさらされることは、これらの好ましくない結果のリスクの高まりと関連していました。
妊娠中のビタミン・ミネラル補充は母子の健康によいか(低・中所得国でのシステマティックレビュー)
低・中所得国を対象に、妊娠中のビタミン・ミネラルの補充が、お母さんや赤ちゃん、子どもの健康にどう影響するかを、72件の研究(約45万人)からまとめたシステマティックレビューです。特に複数の微量栄養素をまとめて摂る補充(MMN)は、お母さんの貧血、低出生体重、早産、小さく生まれること(SGA)、死産などの多くのアウトカムを改善しました。
妊娠中の微小粒子(PM2.5)への曝露と、早産児の出産時の合併症の関連
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