妊娠と妊娠の間隔(出産の間隔)と、早産(システマティックレビュー・メタアナリシス)
The association between interpregnancy intervals and preterm birth: a systematic review and meta-analysis.
どんな研究?
01 — Summary前の出産から次の妊娠までの間隔(妊娠間隔)と、早産との関係を、多くの研究からまとめたシステマティックレビュー・メタアナリシスです。妊娠間隔が24〜29か月のときに早産のリスクが下がることが示され、家族計画や医療の目安になりうると整理されました。間隔が短すぎる場合は早産のリスクが上がる傾向です。
要点
02 — Key points- 01妊娠間隔と早産の関係をまとめたSR・MA
- 02間隔が24〜29か月のとき早産リスクが低い
- 03短すぎる間隔は早産リスクの上昇と関連
- 04家族計画の目安になりうる
観察研究が中心で、間隔そのものが原因と断定はできません(年齢や健康状態など他の要因も関わる)。最適な間隔は個人差があり、妊娠の計画は医師に相談してください。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- システマティックレビュー・メタアナリシス
- エビデンス強度
- メタアナリシス
- 掲載誌
- BMC Pregnancy and Childbirth
- 発表年
- 2025
- DOI
- 10.1186/s12884-025-07259-y
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related屋外の大気汚染と、好ましくない出産の結果との関連(システマティックレビュー・メタアナリシス)
屋外の大気汚染へのさらされ方と、早産・低出生体重・死産といった好ましくない出産の結果との関係を、49件の研究からまとめたものです。大気汚染にさらされることは、これらの好ましくない結果のリスクの高まりと関連していました。
短い・長い妊娠間隔が新生児の経過に及ぼす影響:複数の分類による後ろ向きコホート分析
前回の出産から次の妊娠までの間隔(妊娠間隔)が、新生児の経過とどう関連するかを調べた後ろ向きコホート研究です(単胎の妊娠1194件)。母体年齢などを調整すると、間隔が24か月以上の場合は早産が起こりにくい傾向がみられました。一方、6〜11か月の短い間隔や60か月以上の長い間隔では、新生児集中治療室(NICU)に入る割合が高めでした。
妊娠前後のカフェイン摂取と、好ましくない出産の結果(nuMoM2bコホート)
アメリカで初めて出産する妊婦さん約7,300人を対象に、妊娠の直前から初期にかけてのカフェイン摂取量と、出産時の好ましくない結果(早産、小さく生まれる赤ちゃん、妊娠高血圧、流死産など)との関係を調べた大規模なコホート研究です。1日200mg以上のカフェインをとっていたグループでも、年齢や生活習慣などの条件をそろえて比べると、これらの結果が増える明確な関連は見られませんでした。50mgずつ増やして調べても、リスクが上がる傾向ははっきりしませんでした。