2歳までの超加工食品の多い食事と、成長・肥満(システマティックレビュー)
Dietary Patterns with Ultra-Processed Foods and Growth, Body Composition, and Risk of Obesity: A Systematic Review
どんな研究?
01 — Summary米国政府プロジェクトの一環として、2歳までの乳幼児で、超加工食品(加工度の高い食品)が多い食事と、成長・体型・肥満との関係を調べたシステマティックレビューです。この年齢層については、結論を出せるだけの十分な研究がなく、関係があるともないとも言えない(評価不能)と整理されました。
要点
02 — Key points- 01米国政府プロジェクトによるシステマティックレビュー(2歳までが対象)
- 02超加工食品と乳幼児の成長・肥満の関係は、根拠不足で結論を出せない
- 03「分からない」ことを正直に示した評価
- 04より年長の子どもでは別の研究で関連が報告されている
「評価不能」は、関係がないという意味ではなく、結論を出せるだけの質の高い研究が乳幼児では足りないという意味です。年長の子どもや大人では超加工食品と肥満の関連が報告されており、別の論点で扱っています。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- システマティックレビュー
- エビデンス強度
- メタアナリシス
- 掲載誌
- USDA Nutrition Evidence Systematic Review
- 発表年
- 2024
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related2歳までの飲み物のパターンと、成長・肥満(システマティックレビュー)
米国政府プロジェクトの一環として、2歳までの乳幼児で、飲み物のパターンと成長・体型・肥満との関係を調べたシステマティックレビューです。この年齢層については、結論を出せるだけの十分な研究がなく、関係があるともないとも言えない(評価不能)と整理されました。
子どものころの超加工食品と、若い大人になってからの体重との関係(17年間の追跡)
イギリスの長期コホート研究で、3061人を7歳から24歳まで17年間追いかけ、子どものころの超加工食品(インスタント食品やスナックなど加工度の高い食品)の摂取と、大人になってからの体型との関係を調べました。7歳のときに食事に占める超加工食品の割合が高いほど、24歳でのBMIがやや高くなる傾向が見られました。
手づかみ離乳は乳幼児期の肥満リスクに関係する?:システマティックレビュー
手づかみ離乳(赤ちゃん主導の離乳食)が、ふつうのスプーン離乳と比べて子どもの体重の増え方や肥満のなりやすさに関係するかを、これまでの研究をまとめて調べたレビューです。8件の研究(ランダム化比較試験2件と観察研究6件、合計約2,900人)を集めましたが、手づかみ離乳のほうが体重の増え方がゆるやかだとする研究もあれば、はっきりしない研究もあり、結論はそろいませんでした。どの研究も偏りのリスクが中〜高く、現時点でどちらの方法がよいとは言えないとしています。