低カロリー・ノンカロリー甘味料の飲み物と、子どもの成長・肥満(システマティックレビュー)
Low- and No-Calorie Sweetened Beverages and Growth, Body Composition, and Risk of Obesity: A Systematic Review
どんな研究?
01 — Summary米国政府プロジェクトの一環として、低カロリー・ノンカロリー甘味料(いわゆる「ダイエット系」)の飲み物と、子どもの成長・体型・肥満との関係を調べたシステマティックレビューです。子ども・思春期では、これらの飲み物と成長や肥満との間に関連はないかもしれない、という(限定的な確かさの)結論でした。
要点
02 — Key points- 01米国政府プロジェクトによるシステマティックレビュー
- 02低・ノンカロリー甘味料の飲み物と子どもの肥満に関連はない可能性
- 03確かさは「限定的」
- 04ただし水・お茶を基本にする方針を変えるほどの根拠ではない
確かさは限定的で、長期的な影響ははっきりしません。「関連がないかもしれない」は安全性を保証するものではなく、子どもの飲み物は水やお茶を基本にするのが無難です。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- システマティックレビュー
- エビデンス強度
- メタアナリシス
- 掲載誌
- USDA Nutrition Evidence Systematic Review
- 発表年
- 2024
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related加糖飲料と、子ども・大人の体重増加(システマティックレビュー・メタアナリシス)
砂糖入りの飲み物(加糖飲料)と体重増加の関係を、コホート研究とランダム化比較試験をまとめて調べた研究です。観察研究では、加糖飲料が多いほど子どもの体格(BMI)が増える関連がみられました。さらに、加糖飲料を減らすランダム化比較試験では、子どもの体重の増えが抑えられ、とくに加糖飲料を別の飲み物に置き換えた場合や、太りぎみの子どもで効果がはっきりしていました。
2歳までの飲み物のパターンと、成長・肥満(システマティックレビュー)
米国政府プロジェクトの一環として、2歳までの乳幼児で、飲み物のパターンと成長・体型・肥満との関係を調べたシステマティックレビューです。この年齢層については、結論を出せるだけの十分な研究がなく、関係があるともないとも言えない(評価不能)と整理されました。
手づかみ離乳は乳幼児期の肥満リスクに関係する?:システマティックレビュー
手づかみ離乳(赤ちゃん主導の離乳食)が、ふつうのスプーン離乳と比べて子どもの体重の増え方や肥満のなりやすさに関係するかを、これまでの研究をまとめて調べたレビューです。8件の研究(ランダム化比較試験2件と観察研究6件、合計約2,900人)を集めましたが、手づかみ離乳のほうが体重の増え方がゆるやかだとする研究もあれば、はっきりしない研究もあり、結論はそろいませんでした。どの研究も偏りのリスクが中〜高く、現時点でどちらの方法がよいとは言えないとしています。