妊娠中・分娩時の抗菌薬(抗生物質)と、子どものアトピー性皮膚炎(システマティックレビュー・メタアナリシス)
Association of Prenatal and Intrapartum Antibiotic Use with Risk of Childhood Atopic Dermatitis: A Systematic Review and Meta-Analysis.
どんな研究?
01 — Summary妊娠中や分娩時にお母さんが使った抗菌薬(抗生物質)と、子どものアトピー性皮膚炎(湿疹)との関係を、複数の研究からまとめたシステマティックレビュー・メタアナリシスです。現時点の証拠では、妊娠中・分娩時の抗菌薬の使用と子どもの湿疹の増加との関連は支持されませんでした。ただし研究間のばらつきが大きく、確実性は非常に低いと評価されています。
要点
02 — Key points- 01妊娠中・分娩時の抗菌薬と子どもの湿疹の関係をまとめたSR・MA
- 02抗菌薬の使用と湿疹の増加との関連は支持されなかった
- 03ただし研究間のばらつきが大きく、確実性は非常に低い
- 04必要な抗菌薬の使用を過度に心配する必要はないことを示唆
確実性が非常に低く、今後の研究で結論が変わる可能性があります。観察研究が中心で、交絡(他の要因の影響)が十分に調整されていません。抗菌薬の使用は必要に応じて医師が判断するものです。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- システマティックレビュー・メタアナリシス
- エビデンス強度
- メタアナリシス
- 掲載誌
- Children (Basel)
- 発表年
- 2025
- DOI
- 10.3390/children12070859
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related分娩時の予防的抗菌薬と子どもの健康(観察研究のシステマティックレビュー・メタアナリシス)
B群溶連菌(GBS)の予防のために分娩中に抗菌薬を使った母親と、使わなかった母親の子どもを比べた観察研究をまとめたメタアナリシスです。16件の研究を統合した結果、分娩時の抗菌薬は子どもの自己免疫関連の病気のリスクの高さと関連し、特にアトピー性皮膚炎で関連が目立ちました。子どものBMIはわずかに高めでしたが、乳児の腸内細菌の多様性には差がみられませんでした。
乳幼児期の抗菌薬と腸内細菌の変化、子どものアレルギーの関連(システマティックレビュー)
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帝王切開での抗菌薬を使う時間と、子どものぜんそく・湿疹・鼻炎のリスク(自然実験)
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