子どもの発熱への対応と解熱剤の使い方:オーストラリアの救急外来の医師・看護師調査
Paediatric Fever Management Practices and Antipyretic Use Among Doctors and Nurses in Australian Emergency Departments.
どんな研究?
01 — Summaryオーストラリアの救急外来22施設の医師・看護師539人に、子どもの発熱への対応を質問した調査です。国際的な指針は「熱の数字を下げるためではなく、子どものつらさをやわらげる目的で、解熱剤は1種類だけ使う」ことをすすめていますが、指針どおりに答えた人は1割未満でした。落ち着いていて水分もとれている子でも多くが解熱剤を使うと答え、約半数は2種類を併用すると答えました。さらに3割以上が、今かかっている病気での熱性けいれんを防ぐために解熱剤を使うと答えました。
要点
02 — Key points- 01オーストラリアの救急外来の医師・看護師539人への調査
- 02国際指針は『熱の数字より、つらさをやわらげる目的で1種類だけ』をすすめる
- 03指針どおりに答えた人は1割未満だった
- 04約半数が解熱剤2種類の併用を支持していた
- 053割以上が『熱性けいれんの予防』のために解熱剤を使うと答えた
実際の診療ではなく自己申告のアンケート(横断研究)で、回答と実際の行動はずれることがあります。関連であり因果ではありません。オーストラリアの救急現場の調査で、対象は専門職であり家庭での使い方とは異なります。なお『解熱剤で熱性けいれんを予防できる』という考えは、現在の研究では支持されていません。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 横断研究(アンケート調査)
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- Emergency Medicine Australasia
- 発表年
- 2025
- DOI
- 10.1111/1742-6723.70165
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
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